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「これからホームルームだから、ついて来てちょうだい。クラスは…着いてからのお楽しみね！」
楽しそうにウインクをする彼女に、私の緊張も解れていく。
良さそうな先生みたいで安心した…
先生の後をついて行き、ある教室の前で止まった。
「じゃあ、先生が呼ぶまでここで待っててちょうだいね」
「はい、分かりました」
教室の中に入って行く先生の後ろ姿を眺める。
2-Aと書かれた札を見上げて、私はある事に気付いた。
しまった…マークからどこのクラスなのか聞くの忘れてたよ…！
でも、これで泣いても笑っても彼と同じクラスなのかどうかが分かる。
「ではミス真崎、入ってきて」
先生の合図で反射的に返事をする。
ドキドキと煩い心臓の鼓動を何とか抑えながら、ゆっくりと歩き出した。
「え、結構可愛くない？」
「ジャパンの女の子も侮れないな！」
「俺、タイプかも…」
クラスのみんなが騒ついている声も、今は何も頭に入ってこない。
緊張し過ぎて俯きながら入ってきたけど、先生の隣で足を止めた時、ようやく顔を上げる事が出来た。
「……！！」
知らない顔ぶればかりの中、すぐに目が存在を捉えた。
1人だけ光を発して輝いているように見える彼…マークが確かに席に座っていて。
私と目が合った瞬間、嬉しそうに笑って頷いてくれた。
だから私も緊張で硬くなっていた頬が緩み、笑って頷き返したんだ。
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
