永久に続く未知なる道 ページ13
「ナナの部屋はここだよ」
ナナと呼ばれた少女の隣の部屋で日常を過ごしているミコトは、指を差してそう言った。
そこまで思い出があるわけではないが、この世に生まれてきてからその部屋に居たので少し名残惜しい。
「本当だ…よく見たら少しだけ隙間がある」
レナは部屋が離れているので気付かなかったようだ。発見に感嘆を上げている。
「ここから先は第三棟からどこかに繋がってるみたい。マップは第三棟のしか持ってないからなぁ…他の所は未知だよ」
「なんとかなるよ!だってみんな賢いもん!」
「取り敢えず迷ってても始まらないし、進んでみよう!何かあったらその時その場で対応しようか」
ミナとヤイチは明るく笑うと鼻歌交じりのスキップで歩き出した。
「そう、だね……頑張っていこう」
「……」
「…ちんたらすんなよレナ、つっかえてんだよ」
「はいはい、悪いロミ」
一行は和んだ雰囲気で細い道の扉を開けた。
「なに……ここ…」
扉を開けた先には永遠に続きそうなくらい長い、暗い暗い道があった。
「ウチたち、この道を進んで行くんだね…」
とうとう黒だけの世界になってしまった。
だが、この先に出口があることを信じて一歩一歩踏みしめて行くのだった。
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真裏(プロフ) - ひいらぎ@オリフラ外し隊さん» いえいえ、そんな…!あなたのコメントは消さずに残しておきます。 (2018年9月19日 16時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ@オリフラ外し隊(プロフ) - 真裏さん» そんなに暗い感じにさせてしまってすみません!ただ、気を付けて欲しかっただけなんです。ご丁寧に返信していただき、ありがとうございました。なお、私のコメントは消していただいても構いません! (2018年9月5日 19時) (レス) id: 303fe49996 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - ひいらぎ@オリフラ外し隊さん» ご指摘ありがとうございます。配慮が至らなかった点については申し訳ないです。今後はこういったことが起こらないように注意していきます。 (2018年9月5日 19時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ@オリフラ外し隊(プロフ) - 失礼します。この作品の説明欄に「ヒロアカ」という単語があります。オリフラが立っているので、「ヒ〇アカ」などとぼかすか、その部分を消したりした方が良いかと…。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: 303fe49996 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - ありがとう!ボケボケの記憶を頼りに青で描きましたぜ! (2018年1月23日 19時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真裏 | 作成日時:2017年10月8日 1時