Bubble gum*Daiki.A*

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有岡「見て！似合ってる？」


そう言って
ピアスをつけてくれた。




「似合ってます！すっごく」




有岡「明日からつけよーっと！笑」



やばい。嬉しい。



店員「お待たせしました。」


わたし達2人の前にアジの開き定食が来た。



「うわー！美味しそうっ！」



有岡「ね！うまそう！食べよ！」



「いただきまーすっ！」



チラッと大ちゃんの方を見る。



うんめぇぇぇ



そう言いながら食べる彼。
食べる姿もテレビのままだった。



「おいしいっ！」




有岡「ねっ！うまい！今度メンバーに教えよう〜」



メンバー思いで仲良しなんだね。



有岡「あ！そうだ！現場出てるってことは
作業着？」



「え、あーうん！作業着にヘルメットです」




有岡「なんか想像つかないなぁ〜。
女の子がそういう格好するとか。」



「そーですか？！最近はちょいちょいいますよ！笑」




有岡「高校卒業して就職だよね？！」



「そうです！工業高校卒です！」




有岡「カッケェ。俺なんて普通科だよ。」




「でも大ちゃんはアイドルって仕事じゃないですか！笑
わたしの頭じゃ普通科行けないから工業にしたんです。笑」




有岡「へぇー頭良さそうに見えるのに。」




「あ、大ちゃんの前だから
ちょっと猫かぶってます。へへ。」



有岡「別に普通でいいのに！」





「いや、無理ですよ！」




有岡「じゃぁいつか素みせてね！笑」



いつか・・・


もうきっと
大ちゃんとこうやって2人で話すこともないのになぁ。




「ご馳走さまでした！」



結局大ちゃんにご馳走になってしまった。



有岡「送るね！」



「大丈夫です！電車で帰りますから！」




有岡「もうこんな時間だし心配じゃん？」




「もしかしたら
大ちゃんお家まで遠回りかもしれないじゃないですか！だから大丈夫です。」





有岡「え？そんなことないよ！
なんなら帰り道みたいなもんだし！
だから送るよ」



「え、そんなんですか。」



有岡「そうです。だからお乗りください。」




「あ、はい。お願いします」

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