. ページ5
.
なぜ飲みに誘われたかもわからないまま居酒屋に連れていかれ、店内にはいるとまーちゃんはズンズンと進んでいく。
「え?なに?誰かと約束してるの?」
わたしの問いかけをガン無視して、個室の扉を開けると、
男性5人、女性3人が向かい合って座っている。
男性側のうちの1人、同期のミヤがいた。
「え、ナニコレ、合コン?」
小声でまーちゃんに聞いてみたもの、
この状況を見て合コンだと思わない人間がいるだろうか
「Aもそろそろいい人見つけなきゃね♡」
と、ウインクをして
「お待たせしちゃってすいません〜笑」
と、女性側の中に入って行った。
いや、たしかに彼氏いないけど、それは好きな人がいないだけで、しかもコレ空港の人間でしょ?
同じ職業の人とはちょっと……と考えていると
「ホラホラ、座ってください笑」
いかにも初対面です風にミヤが声をかけてきた。
.
チッ、こいつもグルか。
仕方なく座って自己紹介が始まり、それぞれお目当ての人につく。
え、
まーちゃんとミヤかぁ。
なに?そのための合コンかよ〜
ハメラレタ
脳内でぐるぐる考えていると
「隣りいい?」
「あ、どうぞ〜」
イケメン風な人が話しかけてきた。
一応同じ空港で働いてるわけで、ここで愛想悪くして仕事に影響がでたらたまったもんじゃない。
ということでキラースマイルを添えておく。
「あ、その笑顔、Aさんキラースマイルって社内で有名だよね?笑」
「そうなんですね…あはは〜……。」
イケメン風な奴の名前は遠藤さんと言うらしい。
それからというもの、私は遠藤さんのターゲットになってしまったらしく、帰りたいのにまーちゃんはミヤといい感じだし、
他の女の子もお目当ての人がいるみたい。
帰りますなんて言ったら遠藤さん付いてきそうだし、
それなら………….!!!!
「すみません、お手洗い行ってきます。」
遠藤さんに声をかけてカバンを持って隣から脱出成功☆
本当にトイレによってからそのまま帰ろうとして、トイレから出ると
「このまま帰るんでしょ〜?」
女子トイレの前に遠藤さんが帰る準備万端で待っていたのだ!!!!
これは、、予想外の展開だ、、
497人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コロイド | 作成日時:2018年3月28日 5時