第15話∶新しい友達* ページ47
宮地「そういや、A。」
A「なあに、清志君?」
もうすぐ夏の終り。いつも通り武内家で打ち合わせを終えた宮地は、思い出したようにAに声をかけた。
ちなみに宮地がAを先生と呼ばない時は、決まってプライベートの話だった。
対してAは特にプライベート等関係なく、清志君と呼んでいるが、子供たちの前では宮地さんと呼ぶようには気をつけている。
宮地「“ 佳 夜 ”がさ、こっちに戻ってくるんだってよ。んで、ここ来たいって。」
A「え!? “ 佳 夜 先 輩 ” が!!?」
そう驚いたAの瞳はとても輝いていた。
******
数日後、武内家に訪れたのは綺麗な黒髪を編み込んだ女性と清志君だった。
女性の足元には涼太と同い年くらいの男の子2人と、女性と清志君の腕には可愛いベビー服を着た赤ちゃんが1人ずつ抱えられていた。
A「お久しぶりです、佳夜先輩!」
佳夜「Aちゃんひさしぶり。急にごめんね?」
彼女の名前は佳夜。
Aの高校時代の先輩で当時からA達に良くしてくださり、卒業後もよく連絡を取り合っていた仲だ。
ただ佳夜先輩が結婚後に東京に引っ越してしまった為、ほとんどメールや手紙でのやり取りのみとなってしまったのだ。
しかし、この度彼女の旦那の転勤が決まり、再びこちらに戻ってこれたらしい。
佳夜「はじめまして〜、“ 宮 地 佳 夜 “ です。」
今武内家にいるのは下3人の弟組。佳夜先輩と面識があるのは浩志だけなのだが、正直かなり小さい時のため浩志も憶えているかあやしい所だ。
佳夜先輩が挨拶すると、3人は目を大きく開いて非常に驚いた様子だった。
涼太「えぇえええ!?!?宮地しゃんって結婚してたんスか!?!?」
玄関先に末っ子の黄色い声が響いた。
双子も同意見だったらしく、口を開けて驚愕している。
宮地「なわけねーだろ!俺の“ 弟 ”の嫁さんだよ!!」
清志君が負けず劣らずの声で言うため、子どもたちがビクリとすくむ。
母たちはというと子どもたちの誤解が可笑しくて笑ってしまった。
そう、宮地佳夜。旧姓、眞田佳夜は、宮地清志の弟、宮地裕也君の奥様なのだ。
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もちたろう(プロフ) - 【青空】さん» 最新話は青空ちゃんの為に書きましたwよかったら覗きに来て下さいましヽ(・∀・)ノ (2017年12月6日 21時) (レス) id: e570a6a628 (このIDを非表示/違反報告)
【青空】(プロフ) - もちたろうさん» うわぁああ(´;д;`)もちたろうさんお久しぶりです!!すごく返信遅くなってごめんなさい;;そしてごめんなさい、占ツク卒業できませんでした(笑)たぶん、これが終わったら今度こそ卒業します(笑) (2017年12月3日 23時) (レス) id: db1394b227 (このIDを非表示/違反報告)
もちたろう(プロフ) - 青空ちゃんが!!ヽ(・∀・)ノお久しぶりですー!!もちたろうですヽ(^ω^)ノ久々に復帰してみました!青空ちゃんが更新してて嬉しい!びっくりですヽ(・∀・)ノ (2017年12月1日 19時) (レス) id: e570a6a628 (このIDを非表示/違反報告)
【青空】(プロフ) - まりさん» ありがとうございますヽ(〃´∀`〃)ノ覚えていてくださった方がいるだけで嬉しいです。作者冥利につきます( ;∀;)更新かなり遅めですが宜しくお願いします (2017年10月3日 1時) (レス) id: db1394b227 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 初コメ失礼します!!青空さんの書く小説が大好きです!!浦城ちゃん達も大好きで、イラスト集もずっと見せていただいてました!!また青空さんが書くみんなに出会えるとは感激です!!お体に気をつけて頑張ってください!! (2017年10月1日 21時) (レス) id: 5d42e363e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:【青空】 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/sorairo749
作成日時:2017年9月11日 21時