ゆりの中で笑う太陽

5-ともだち100にんできるかな- ページ9

涼「康二、起きて。今日から新しい学校行くんでしょ？」

康「んん〜…ﾊｯそうやった！」



康二がうちに来てから約2週間
少しずつこっちの環境にも慣れてきたかな



そして今日からようやく新しい学校に通う康二
小学校に入学して半年で転校するのはかわいそうだったけど、こればかりはしかたがない



涼「着替えて降りておいで。朝ごはんが…あー、その前に翔太起こそうか」

康「しょったおこすー」



康二の手を引いて翔太の部屋の前
扉を開けると見えるベッドにあるひとつの山
規則正しく上下していて、翔太がぐっすり眠っていることが分かる



康「しょったおきひん」

涼「康二を見習ってほしいよ…」



翔太って昔から寝起き悪いんだよ
ちょっとやそっとじゃ絶対無理



康「しょったぁ。おきひんのぉ？」

翔「んん〜…」

涼「康二、頑張って翔太のこと起こしてくれる？」

康「まかせてや！」



ここはひとまず康二に任せるとして、俺は朝ごはんを作りにキッチンへ戻る
2人が降りてきたのは5分後のことだった



翔「ふぁ…」

涼「おはよう。いつもより早かったね」

翔「腹苦しい…乗られた…」

涼「康二ありがとね」

康「んふー♪」



今度から翔太を起こすのは康二に任せようかな

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