ゆりの中で笑う太陽

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翔「重った…」

涼「買いすぎたねぇ」

康「楽しかった！」



時刻は5時過ぎ
そろそろ帰ろうと外に出ると少し暗くなっていた



俺と翔太の手には大量の購入品がある
日用品や洋服、康二が使う文房具、お揃いの食器など
康二の腕の中にも比較的軽いものがひとつ



涼「どうする？タクシーで帰る？」

翔「アホか、給料前の高校生がそんな贅沢できるか。地下鉄行くぞ」

涼「…でもこんな大量に持ってたら他の人に迷惑かかるよ？帰宅ラッシュの時間だし」

翔「うっ…」



こう見えてお金に厳しい翔太を説得する
康二も疲れただろうしね



翔「康二、地下鉄とタクシーどっちがいい？」

康「んーと…タクシー！」

翔「はぁー…しょうがねぇな」

涼「しばらく節約決定だね」



乗り場に止まっていたタクシーに乗り込み、住所を伝える
着くまで数十分かな



翔「よく考えたらネットでもよかったんじゃね？」

涼「たまにはいいんじゃない？こんな機会めったに無いし」

翔「そうだけどさ」

涼「今日は気分転換ってことで」

翔「だな。こんなにお金使ったの初めてだわ笑」



家まで翔太と2人で会話を楽しむ
ちなみに康二は俺たちの間で居眠り中
夢でも見てるのか、笑ってるように見える



翔「ありがとうございましたー」

涼「康二、着いたよ」

康「んん〜…？」



これから始まる翔太と俺、そして康二の3人暮らし
何が起こるか分からないけど、きっと楽しいことが待ってるんだろうな
そう思うとワクワクが止まらない



改めてよろしくね、康二

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