クリスマス番外編part15 豪炎寺＆海 ページ48
豪炎寺「…お前を連れていきたい所がある。」
海「？」
豪炎寺が海の手を引き、連れていく。
着いた場所は…
海「ここは？」
豪炎寺「鉄塔だ。」
稲妻町のシンボルである鉄塔に2人は来ていた。
海「どうしてここに？」
すると
ﾎﾟﾝ
海「！」
海の足元にはサッカーボール。
豪炎寺「少し蹴らないか？」
海「！うん！」
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
2人はパスし合う。
豪炎寺「やっぱりうまいな。」
海「そうかな？…山育ちだから、スポーツしかすることなくて…」
豪炎寺「あぁ、天王寺財閥の…」
そこまで言うと豪炎寺は表情を曇らせる。
海「気にすることないよ。終わった事なんだから…今はお日さま園の皆が居てくれるし、何より雷門の皆がいる。それだけで有難いから…」
豪炎寺「海…」
海「ずっと孤独だった。お姉ちゃんもいたけど、私はいつも輪の中にはいなかった。 1人だった。悲しかった。唯一私の味方は父さんだけだった。あの人だけ、私と一緒にいてくれた。皆が遊んでる時も、私は父さんといたんだ。だからエイリア石を受け止めた。父さんのために…けど、私は…沢山傷つけた…悲しませた…私は罪を償わなきゃいけないのに…皆私を必要としてくれる…私なんてっ…」
海がボールを蹴るのを辞めていう…そして
ｷﾞｭｯ
海「！」
豪炎寺が海を抱きしめる。
豪炎寺「お前はお前だ。確かにお前は沢山傷つけた。だけど、もう終わったことだ。あれから既に何ヶ月も経った…お前はもう償わなくていい…もし誰かがお前を責めるなら、俺が許さない…俺にはお前が必要だ…海。」
海「っ！ご…えんじく、…っ…」
そして
ﾁｭ
鉄塔の前で影を重ねた。
豪炎寺「…傍で笑ってくれていればそれでいい。隣にいてくれ…」
そう言って豪炎寺が取り出したのは…
海「！」
小さな箱。中は…
海「イヤリング…？」
サファイアの付いたイヤリングが輝いていた。
豪炎寺「似合うと思ってな…受け取ってくれ。」
海「！ありがとうっ…」
そして
海「私も…これ…」
海が出したのは中くらいの箱。中は…
豪炎寺「腕輪？」
赤が強調された腕輪。
海「うん…何買えばいいか分からなくて…」
豪炎寺「ふっ、ありがとな。」
微笑む豪炎寺はどこか嬉しそうだった。
そして
ﾌﾜｯ
海「あ、雪…」
豪炎寺「ホワイトクリスマスか…」
粉雪が2人を包んでいく。
海「これからも、よろしくね。」
豪炎寺「あぁ。」
ｷﾞｭ
2人が繋いだ手は2人の愛の証となる…
クリスマス番外編part16！→←クリスマス番外編part14 豪炎寺＆海
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まりん(プロフ) - #*吹雪ほのか*#さん» コメントありがとうございます！そう思って下さり嬉しい限りです！頑張って書いていきます！ (2016年9月26日 22時) (
レス) id: c5dda8a5b7 (このIDを非表示/違反報告)
#*吹雪ほのか*# - この小説とても面白くて好きです*^^*更新頑張ってください'∀' (2016年9月26日 22時) (レス) id: b4963b6b22 (このIDを非表示/違反報告)
楓子(プロフ) - 如月ツバサさん» 遅れてすみません！今帰ってきました← あ！良かったです！頑張って下さいね！ (2016年9月26日 18時) (レス) id: a7818b327c (このIDを非表示/違反報告)
如月ツバサ - やった！作品、載せられました！この小説を完結出来るよう頑張ります！ (2016年9月26日 10時) (レス) id: 7542d48220 (このIDを非表示/違反報告)
如月ツバサ - あ、あああありがとうございます！！！(///∇///)あれ？作品をのせるのってどうすれば？ (2016年9月26日 8時) (レス) id: 7542d48220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりん x他3人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月4日 18時
