。太宰治の姉【文スト】 (ページ3)

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「お、おおおお姉さん！？」
「そ、姉さん」

「いやあ最初はボク達も驚いたけどね」
「一か月有給で旅行に行ってらしたんですよね！」

あんぐりと口を開ける敦に、和む谷崎と賢治

そして何処か緊張した様子の国木田

「どこに旅行に行ってたんだっけ」
「世界一周」
「………」

恐ろしい行動力だ。

「ま、とにかく私が居れば探偵社は万事休す！あはは！」
「流石姉さん」
「(大丈夫なのかな)」

「ところで国木田。一か月で何があった？」
「敦が懸賞首に。あと35人殺しを拾い、組合とマフィアと異能戦争になりました。」
「勿論勝ったんだろうね？」
「はい。この少女がその…」
「えー可愛いー！名前は？」
「鏡花」
「鏡花ちゃん！よろしくね！お菓子いる？」

凄いハイテンションだ。何か太宰さんとは真逆だな…

あ、鏡花ちゃんが嬉しそうだ。

「良いなー私も戦争やりたかったなー」
「馬鹿言わないでよ。結構しんどかったんだけど」
「治はどうせ中也と組まされたんでしょ」
「……」
「あと敦君ぶったりとか？」
「何！？太宰本当か！？」
「いや、ちょっとした教育の為に…」
「敦君可哀そうにーおーいおい」
「わ、Aさん！？」

太宰さんのお姉さんが来て

探偵社は騒がしくなりそうです

と、その時

探偵社のドアが、飛び蹴りと共に開かれた

「よおA…久しぶりだな」
「げ、蛞蝓…」
「中也！会いたかったよ！」

何でマフィアが此処に…！