【家庭教師ヒットマンREBOON!】あなたがいたから2 (ページ30)

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第70話ページ30

チェルベッロ「実施に当たり注意点を最後に述べさせていただきます」

チェルベッロ「あの部屋内は-60度程度の南極と同じ温度で管理されており、一度入ればどちらかが絶命しない限りは扉からは出ることは不可能となっています。

あの部屋で生命を維持できるのは持って30分」

「また今回、どのような方法でもできるように中には多数の道具を用意しております。」

チェルベッロの淡々としたルール説明にこういった状況がなれないツナたちの顔色は青くなっていく

ましてや、ツナに関しては自責の念に駆られていた

それは今までの戦いで守護者として駆り出されたメンバー全てに当てはまることであったが

とりわけ彼女にそういった思いが強かったのはどうしてだろう。

綱吉(オ、オレのせいで…オレが会長にこんなことに巻き込んだから…
会長に人を…)

綱吉「会長!!こんな、こんなことしなくてもいいです!!!」

ただ、人の死ぬところを見たくなかったと言えばそうなのかもしれないけれど

自分にせいで彼女を人殺しにしたくはなかった

精一杯、彼女を止めたつもりだった。

むしろツナたちのメンバーにそれを異論する者はいなかった。

けれど、もう一つのヴァリアーがツナの言葉を笑った

ベル「なーにいってんだっつーの。こんから先数え切れねーぐらいの人殺るんだからさ慌てんじゃねーよ」

シシッと歯を剥き出して無邪気に笑う彼の言葉は残酷であったが、間違いでは無かった。むしろ正論だった。

これから先、このリングを継承した側には人の命の上に立って生きていくことを避けれない。

ましてや、ザンザスの言葉通りになるとすれば負ければ綱吉、守護者そして、その知人たち全てが死というその運命が確定しているのに。

バッカじゃねーの？と王子様の笑い声がツナの頭に響き、また自責の念を唱える

けど、彼女は振り返って言った

A「だいじょーぶ」