今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:36,773 hit
小｜中｜大
第56話 ページ16
パチリ、と目を開ければもう見慣れつつある光景で目を覚ます。
A「...よっぽど牢獄で暇してるって思ってもいいの？」
ふふ、と笑いながら彼女は彼に語りかけた
彼は彼女に負けじと独特の笑いを含みながら返した
骸「ええ、それは否定しようもない事実ですから」
A「素直でいいじゃない。
それで、クロームから聞いてるでしょうけど
明日に決まったわよ」
骸「はい,存じています。...貴女としては出来はどうですか？」
僅かに揺れた瞳がクロームへの心配を意味していた
彼女から見た六道骸という人物は他人にあまり興味のない冷酷な男だと考えていたが、クロームに不安を寄せる彼を見て意外だと声をもらした
A「へぇ、意外。あなたって冷酷非道な人だと思っていたのだけれども
そんな顔できるのね」
骸「クフフ、なんのことでしょう？」
A「まぁ、いいわ。クロームの出来は悪くない。
けど、少し相手が悪いと思うのね」
彼女が懸念したのはクロームの対戦相手になるであろうアルコバレーノの存在である。
クロームがやすやすと負けないと理解はしているが、純粋な彼女の実力だけではマーモンに勝つことは困難であるとも理解をしていた
うーん、とめったに見せない本気の困り顔を示した
しかし彼女の心配を払拭するように、骸が高らかに笑った
骸「心配に及びませんよ。いざとなれば奥の手を用意しています」
その言葉に少しの安堵を感じたAは下げた眉と口角を上げた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪乃
作成日時：2018年8月5日 17時
