検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:13,572 hit

ページ8

「いいじゃん」

「あんま見ないで!!!」


結局、私はわたるに脱がされ、お風呂に肩まで浸かっていた。

「超恥ずかしいんだからね...」

私はわたるがおなじ浴槽に入ってきたのでそう言った。
でも、わたるは当たり前のように接近してくる。

「期待してる?」

「してないからっ!!そんな、わたるのことなんか好きじゃないしぃ...」

「へー」

「っあ」

後悔してももう遅い。
わたるのドSスイッチが入ってしまった。
そんなわたるを待っているのも、実はほんとのことなのかもしれない。

「せーんぱいっ!」

わたるは私に抱きついてきた。
「あれ、え?」
ドSスイッチが入ったように思えたが、意外にもまえまでのわたるのように甘えるような口調だった。
いや、今もそうなのだが、そうでない一面もわたるは私に見せてくれる。

「がぶ」

「!!」

気が付くと、わたるは私の首元に顔をうずめ、甘噛みをしてきた。

「ちょ、わたる!!」

「んはぁ...」

耳元で聞こえる吐息に思わずゾクゾクしてしまう。
絶対わざとなのだろうけど、なんとも言えない感覚に襲われる。

「あは。せんぱい、こわがってさせてくれないから、ちょっとあそんでもいいよね?」

「わたる...」

私はわたるに抱きついた。


「だいすき、わたる...っ♡」

私は無意識に言った。

するとわたるは私に笑顔を見せてから、

「ちょっと待ってて、すぐ戻るから。せんぱい、良い子にしててね♡」

と言い、張り切った様子で浴室を出た。

8→←6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
69人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まりも(プロフ) - ありがとうございます(´;ω;`)ハロウィンですね!!テスト前で忙しいので、時間が出来次第書かせて頂きます!これからもよろしくお願いします! (2019年8月27日 8時) (レス) id: 3b6f3a97c0 (このIDを非表示/違反報告)
ホタテ - 読んでいてキュンとしました!リクエストいいですか?ハロウィンはどうでしょうか? (2019年8月10日 17時) (レス) id: a6f30681bd (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ほんとにリクエストください(´;ω;`) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 00fd9a53a6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まりも | 作成日時:2019年3月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。