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「せんぱい？せんぱい！大丈夫ですか？」
わたるくんの声が聞こえた。
そうだ、思い出した。
あの時、私はショックを受けて、激しい体のだるさを感じた。
わたるくんに体調が悪いから帰る、というと、彼は「野坂せんぱいが心配なので送ります」と家まで送ってくれる―予定だった。
今日から、私の親はから１週間の期間、父のほうの実家へ帰省しなければならなかった。
なので、その間ひとりで家にいることになっていた。
しかしそれを知ったわたるくんは「せんぱいをひとりにできない」なんて言いながらわたるくんの家にお邪魔させてもらうことになったのだ。
そして今はわたるくんの家のベッドにいる。
正直、普段の私なら発狂して逃げ出しただろう。
でも、だるくてそれすらも叶わない。
「３９．４...無理しちゃダメって言ったのに」
わたるくんは体温計を見ながらため息をついた。
ここ最近は文化祭準備の遅れをとらないために徹夜続きだったため、疲れとショックが重なり熱を出してしまったらしい。
「ちょうど風邪薬があったから、飲んでください」
わたるくんは親切に水と薬をくれた。
わたしはそれをありがたくいただくと、少しだけ元気になった気がした。
「ありがとう。そろそろ帰るね」
私が起き上がろうとすると、突然わたるくんがそれを阻止した。
「今夜は泊ってってください。うちもしばらく親が留守にするので」
どうも、わたるくんの親は海外で働いているらしく、１年の半分以上は一人だという。
「でも、悪いし」
「いいから俺の言うことだけ聞いてろよ」
「えっ？」
わたるくんが、いつもより低いトーンで言った。
まるで、いつもの敬語なんか忘れた別人のように。
「どうしました、せんぱい」
わたるくんはまたふっと笑う。
「私ね、
わたるくんが好きなの」
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まりも(プロフ) - ありがとうございます(´；ω；｀)ハロウィンですね！！テスト前で忙しいので、時間が出来次第書かせて頂きます！これからもよろしくお願いします！ (2019年8月27日 8時) (
レス) id: 3b6f3a97c0 (このIDを非表示/違反報告)
ホタテ - 読んでいてキュンとしました！リクエストいいですか？ハロウィンはどうでしょうか？ (2019年8月10日 17時) (レス) id: a6f30681bd (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ほんとにリクエストください(´;ω;｀) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 00fd9a53a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも | 作成日時：2019年3月15日 15時
