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「それでは頑張りましょう」
会長の言葉に、改めて気を引き締める。
1週間後に控えた文化祭。
生徒会本部はスケジュールを詰め込みまくって準備する。
でも、私には頑張れる味方がいる。
わたるくん。
頑張れば、わたるくんにかっこいいとこ見せられるし、頑張った時間分、わたるくんと話せる。
ふたりきりで。
一年生の中でも身長が小さな彼は、大体私に上目遣いをする。
かわいい。
初恋が後輩なんて、誰が想像しただろう。
でも好きなものは好きなのだ。
「せんぱい、今日も残りますか?」
「うん。ここの部分修正しないと」
「じゃあ手伝います!」
「ありがとう」
きょうもわたるくんがいてくれる。
できる事なら、最終下校なんて無視して、ずっと二人でいたい。
それくらい好きだった。
「解散です」
生徒会本部一同、ばらばらと解散していく。
私たちは、決まって図書室で作業する。
「行きましょせんぱい!」
今日も幸せな時間が訪れる。
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まりも(プロフ) - ありがとうございます(´;ω;`)ハロウィンですね!!テスト前で忙しいので、時間が出来次第書かせて頂きます!これからもよろしくお願いします! (2019年8月27日 8時) (レス) id: 3b6f3a97c0 (このIDを非表示/違反報告)
ホタテ - 読んでいてキュンとしました!リクエストいいですか?ハロウィンはどうでしょうか? (2019年8月10日 17時) (レス) id: a6f30681bd (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ほんとにリクエストください(´;ω;`) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 00fd9a53a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも | 作成日時:2019年3月15日 15時