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都会のホテルなんてどこでも、そこそこの階数を刻めば途端に綺麗な夜景が視界に入る。
場面でホテルに連れ込まれる…にしては、贅沢すぎるぐらい広い部屋。
そんな広い部屋なのに、わざとらしくベッドはダブルサイズがひとつだけ。
これから起こることに期待してると思われてもなんでもいい。
ダブルサイズのベッドの端に腰かけた。
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「水飲む?」
備え付けの冷蔵庫から水のペットボトルを取り出したみつが、ひょいっと投げてくる。
「わ、ありがと」
ゴクゴクと冷たい水を飲んでいたら、急に顎に添えられた手が有無を言わさずみつの唇へと導いた。
「んっ、」
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私の口から溢れ出す水でそのまま自分の喉を潤すみつ。
「全然足んねーよ」
ボソッと耳元で低く囁かれて、身体がゾクッと反応する。
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もう一度口の中に水を含んで、次は自分から口付けた。
水を口移しすると、ゴクゴク喉を鳴らしてそれを飲み干すみつ。
お互いの口の端からダラダラ溢れ出す水が余計に欲を刺激する。
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水はもう飲み干したはずなのに、未だに続く甘美な口付けは
だんだん深くなっていって吐息が漏れるほどになった。
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「んは、ぁ」
「は、っ」
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私の中をいっぱいにするその舌で、色んなところを刺激されたら私どうなっちゃうんだろう…
なんて、これから順序正しく起こるであろうことを先読みして想像して、それだけで気持ちよくなってる。
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甘美なキスはそのままで、みつの手は私の膨らみを大きく包み込んでゆっくりと揉みほぐす。
その度に漏れる声に、満足そうな顔をして口角を上げる姿が妖麗で愛おしい。
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「ここ…すげぇことになってるよ?」
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みつの指に合わせて浮いてしまう腰が情けなくてまた恥ずかしくなる。
「やっ…言わない、で?」
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ふ、ってみつが笑った気配がして、更に私を刺激する。
私を気持ちよくしてくれているのに、まるで自分も気持ちいいかのように漏れるみつの荒い息遣いが嬉しくて、私を更に快楽へと導いた。
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「っ、やべ、ダメだ限界」
"いれてい?"
耳元に口付けしながらハウリングする声。
欲望のままに頷くと、慣れた手つきでビニールを破る音。
ちゃんと、つけてしてくれるんだ…なんて感心させられる暇もなく、
みつが私の中に入ってくる。
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「Aちゃん、い、きそっ」
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「わたしも、っ」
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作者名:コツメ | 作成日時:2019年6月10日 22時