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｢チッ、使えねぇやつらだ。
まぁ、追っていた奴に関しても何の解決してねぇのに何も期待できねぇか。
マリ、出来なかったが、やろうとしていたことは残さずやった方がいいんじゃねぇか？
こいつらの言うことは信用ならねぇ。
わざわざ危険を背負ってまで生かしておく必要はねぇだろう。
お前が面倒なら俺一人でやるよ。｣
｢わかった。私も行くわ。｣
どんな任務かは知らないが、マリまで動いて、しかもクロンベルが俺たちに興味を持ってしまった。
最悪な状況だ。
あいつが俺たちを見て変化に気づかないわけがない。
そしたらまた実験体として生きることになるだろう。
どうにかして興味を反らそうと試みたが、あの子達も今回のことは避けられそうにない。
｢M-21。前にあいつらをどうやって呼び出した？｣
こうなったら、あの子達のことはあの3人がどこまでやれるかだ。
｢連中の一人を道で誘拐した。
それから....｡｣
｢前に俺たちが行った家があいつらの中の一人の住処だから、そこで捕まえて全員呼び出すか。｣
ジェイクが言い終わるのを待たずにマリが部屋を出ようと歩み出す。
｢行くわよ。｣
｢おう。時間を稼ぐ必要はねぇ。
お前たちは来なくていいぞ。
ここで暇潰してないでクロンベルのところへ行って実験体としての任務を遂行を忠実にやってろ。
お前たちの一番得意なことだろ？
グハハハハハハ！！｣
最悪な状況に陥れてやつらは去っていった。
後になってこのタイミングであの男たちに連絡しておけばもっと最悪な事態を免れたかもしれないと思うことになるとは、この時微塵も感じていなかった。
その頃フランケンシュタインと他2名は、3人が食い散らかした残骸と騒がしい台風が去ったことに頭を抱えていた。
こうしている瞬間にも
事態はどんどん悪化する一方であった。
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作者名：まりも。 | 作成日時：2019年6月26日 1時
