68話 ページ20
＜キルアside>
━━翌日━━
｢さぁ！いらっしゃい！チケットあるよ！さっき出たばっかのチケットあるよ！ゴン対サダソの一戦と！｣
キ｢ｯ?!｣
キ｢おっちゃん、そのサダソって片腕の奴か？｣
｢あぁ！能面みたいな顔した片腕の選手さ！こいつの見えない左腕に捕まったら最後だぜぇ？別名新人潰しって呼ば…｣
キ｢あの野郎…｣
＜Aside>
ゴ｢あれ、キルア！｣
キ｢ゴン、お前ここに居たのか？｣
ゴ｢え、うん。｣
ウ｢キルア君、昨夜はズシがお世話になったみたいだね。ありがとう｣
キ｢体は大丈夫か？｣
ズ｢ええ、大丈夫っす！やっぱり疲れてたんだと思うっす！心配をお掛けしました！｣
キ｢あ、でさウイングさん。昨日のビデオもっぺん見せてよ。オレ、凝が出来るようになったから！｣
キルアはビデオを見るなり淡々と説明をし始めた。
ウ｢いいでしょう！合格です！しかし参りましたねぇ…まさか2人とも一晩で凝をクリアしてしまうとは…｣
キ｢！ゴンもか！？｣
ゴ｢うん。でもオレはヒソカの能力まではわかんなかった｣
ウ｢…で、キルア君？君も課題をクリアしたから早く試合がしたいってことかな？｣
キ｢い、いや別にぬけがけとかじゃなくほら急にムラムラと戦いたくなってさ｣
キ｢あぁ、分かってる。実はオレ、もう戦いたい日は決まってる。5月29日なんだ！｣
ゴ｢俺は5月30日！｣
『実は私も決まってる！6月1日！』
｢！｣
ゴンも気づいたようで。私はゴンにウインクをした。
ウ｢いいでしょう！私も君達の上達ぶりを見くびっていました。決戦日までの鍛錬は全て｢纏｣と｢練｣にあてなさい。修行と息抜きと睡眠の時間は等しくとるようにね｣
｢｢『押忍！』｣｣
私達はウイングさんの宿から出て、自室へ向かっていた。
ゴ｢キルア、A｣
『｢ん？｣』
ゴ｢あいつら2人も脅迫したんだね…腹立つなー｣
『うん…。』
キ｢でもまあ一番気がかりだったから師匠の許しは得たし。｣
ゴ｢けど…アイツらがまた同じようにズシにしてきたらと思うとさ…｣
キ｢大丈夫。心配いらない。｣
『何か企んでる？(ﾎﾞｿｯ』
キ｢まぁな｣
とキルアは私にＶサインを送った。
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月19日 2時
