43話 ページ44
「さぁ、許可した前例が無いから。」
『誰も入れた事ないんだ…。』
「とにかく、大目に見るのはそこまでよ。この線を1歩でも超えたら、実力で排除します。」
『えぇー…。あんまり戦いたくないんだけどなぁ…』
私はそう言ってスタスタと歩いていく。
線の1歩前で立ち止まり、一瞬で女の子の後ろへ行った。気絶しない程度に手刀を食らわすと私の方に倒れてしまった。
『ごめんね！悪気はないよ！キルアと会うために来てるから！』
「ッ！お願い…。キルア様を…助けてあげ(シュンっ！」
私は女の子を抱き抱えて攻撃を避ける。
「あら、避けるのが上手いお嬢ちゃんだこと。」
「キキョウ様…！」
キキョウと呼ばれる人の横には着物を着た女の子がいた。
『誰ですか…？』
キョ「私はキルの母です。貴方はキルのお友達かしら…？随分可愛いわね…！」
『え…？はい。キルアの友達です。あの、キルアは何処に…？』
キョ｢キルは今独房室に居ます。｣
『ど、独房室？』
キョ｢ええ…。｣
キルアはお母さんとお兄さんを刺して反省しているとの事。
キョ｢それより…。貴方はキルの許嫁になるといいわ！｣
『え？！！』
え？今なんて？き、キルアの許嫁になる…と？？！
キョ「そうと決まったら行かなくっちゃ〜！さぁ行きましょう！」
そう言って私の手を引っ張るキキョウさん。
『ちょ！あの！私はキルアの許嫁になる予定ないんですけどぉぉお！！』
そう言ったものの、キキョウさんの耳には入らなかった。
連れてこられたのは、可愛い洋服がいっぱい並んである所だった。
キョ「うーん！これもいいわね！これも！これ着てみない？！」
と言って私の許可も無くキキョウさんは服を上げる。
キョ「あら！怪我してるじゃない！どうしたの！これは手当てしないとまずいわ！今から医療専門の執事を呼ぶからついて行きなさい！」
『え、いや！大丈夫です！あの((』
執「お待たせ致しましたキキョウ様。」
キョ「この子のお腹を治療してちょうだい！」
執「了解致しましたキキョウ様。ではこちらへ。」
と私は執事さんと部屋を出て、治療室に案内された。
キルアside
ミ｢起きろ！｣
シュパァン！
キ｢あぁ、兄貴おはよう。今何時？｣
シュパァン！
ミ｢いい気になるなよ！キル！｣
キ｢そんなー俺、兄貴を刺しちゃったことすっげー反省してるよ？ごめん。｣
ミ｢嘘つけ！｣
独房室に嫌な音が響き渡る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりも(プロフ) - リフレインさん» 大変申し訳ございません!!!学校生活が忙しく頂いたコメントに返信が出来ていませんでした(><)リメイクが終わりましたので2を出してます！！ (2021年7月8日 21時) (
レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
リフレイン(プロフ) - すごく読むのがたのしかったです2が見たいのに見れない…（泣） (2021年6月7日 19時) (レス) id: e34760b102 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - にっしぃさん» 初コメありがとうございます！(><) 作品を楽しんで頂けて嬉しいです！これからも更新頑張りますね！´`* (2021年3月22日 22時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
にっしぃ - 素晴らしいと思います!応援してます! (2021年3月22日 19時) (レス) id: 58d1be9695 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりも x他1人 | 作成日時：2021年2月5日 0時
