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リエーフ君には上手くハマったようで
「つまり…？」
「普通の20点よりヘヴィな1点？」
コクリと頷くクロ
「コクリじゃねえよ
ヘヴィな1点てなんだ！20点とれ」
「オイ！お前の場合はもっとテンション上げてけー」
端っこで大人しくなっていた虎くんの肩に手を置いて
「つーかお前さっきのラストのストレートなに？
凄くなかった？
いつの間に練習したの？」
「アザース!!」
クロの一言に
虎くんは照れながら嬉しそうに笑う
「さすがですね」
コーチはそんなクロを感心して眺めるけど
「？何だよ」
私と研磨の視線に気づいたクロ
「よく喋るなぁと思って」
『昔は3人の誰より人見知りだったのにね』
「突然のパンチ」
人見知りだとか、引っ込み思案だとか
研磨よりクロの方が酷かったなんて言っても誰も信じないだろうし
多分本人も覚えてない
ー
『私、研磨と遊びに行くけどクロも来る？』
「、うん」
体の強くない私たちはほとんどゲームをしたり中で遊んでばかりで
どこか窮屈そうなクロが
よく窓の外を眺めていた【クロ】と重なって
『クロは何かしたいことないの？』
クロは驚いたような、嬉しそうな顔で
バレーボールを持ってきて
「ゲームでって意味だったんだけど、
それに…」
『私なら大丈夫。やろうよ』
「……」
研磨は元々アウトドアではなかったし
ゲームも好きだったっていうのが本当でも
バレーボールをやる理由にクロの存在があるように
研磨がいつも中で遊んでくれていたことには
“外で自由に遊び回れない私”への優しさも含まれていたように思う
ジュニアバレーボール教室で猫又監督に出会ってから
クロはますますバレーにハマっていった
それから社交性を発揮したクロは学校のみんなとサッカーをしたり
色んなことを話す明るい子になって
「…シロ、一緒に遊ばなくていいの？」
『いいよ、クロが楽しそうだもん
研磨はサッカー行かないの？』
「いい。どうせ下手くそだし
こっち攻略する方が楽しい」
『ふうん』
「…今日、クロと約束してたんじゃないの？」
『…うん、でも私はクロのやりたいこと付き合ってあげられないから
バレーも、サッカーも』
「……」
『だからね、研磨にお願いがあるんだ』
「なに？」
『クロと、バレー続けてあげて』
「…いつまで？」
『そうだなぁ、…』
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りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！やっとゴミ捨て場の決戦まで来れました🥰今後の展開も楽しんで頂けるように頑張ります💓 (4月15日 0時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - もう、どうなっていくのか、想像がつきませんこれからも頑張ってください！！ (4月14日 22時) (レス) @page33 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！ぜひバグり馴染み達の今後を一緒にお楽しみください🙌 (4月1日 14時) (レス) id: 071d7e6dbd (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き楽しみにしてますこれからどうなっていくのか楽しみです。応援してます (4月1日 0時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます！幼なじみと黒猫の関係も踏まえて今後も楽しんで頂けると嬉しいです💓 (3月23日 18時) (レス) id: a2c38d3b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年3月14日 9時
