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〜No side
春高1日目
音駒高校VS清川高校
2セット取得で勝利を収めた音駒
｢研磨よ！絶好調だったな!!
お前の作戦勝ちと言っても過言では無い試合だった！｣
山本猛虎の手を鬱陶しそうに振り払いながら孤爪研磨は続ける
｢毎回言ってるけど、俺の作戦はあくまで夜久くん始めとしたみんなの高い守備力あってのものだし
俺一人の力じゃない｣
｢またまた｣
｢それに俺がこんな風に順序立てを出来るのは攻略本のおかげだから｣
｢攻略本？｣
｢シロの分析データ
昔からよく一緒にバレーの試合見てたから必要な情報、欲しい情報が細かく調べあげてある
あれをベースに向こうの状態を見て組み立ててるだけ｣
相変わらず気だるげな表情のまま
｢とにかく俺の作戦にはシロとみんなの力が必要だから
別に、俺の力じゃない｣
『それを引き出せるのが研磨の魅力ってことなんだけどね？』
ヒョイ、とポニーテールが揺れる
｢…シロ、どこから聞いてたの｣
『んー、俺一人の力じゃないってとこからかなぁ』
｢全部じゃん…！｣
『攻略本作り、頑張ったかいがあったなぁ』
｢シロもクロに負けない悪趣味だよね｣
キャッキャとじゃれるバクり馴染みを見ながら
｢研磨の表情筋あんなに動かせるのってほんとアイツらくらいだよな｣
夜久の言葉に音駒一同が頷いた
・
・
・
｢おい黒尾！｣
｢んー？｣
「あれ助けなくていいのか？王子様」
夜久の指差す先には
他校の男子に絡まれてる月白
｢あー、ほっといて大丈夫｣
｢珍しいないつもはセコムレベルで過保護なのに｣
｢それはあいつが自分でなんとか出来ないことの話な｣
ー
｢連絡先交換しようよ｣
『好きな人のがあれば充分なのですみません』
｢なにそれめっちゃ一途じゃん！
相談とか乗るよ？｣
『クロのことは私が1番分かってるので大丈夫です
それと、トイレはそこの突き当たり右です
それでは』
ー
「だから言ったろほっとけって
あいつは皆が思ってる程弱くないよ」
｢…みたいだな｣
月白は何も無かったかのような顔で戻ってきて
｢さっきあそこの連中と何話してたんだ？｣
『トイレの場所聞かれただけだよ』
｢へえ、案内出てんのにね｣
『目悪いんじゃない？』
美人な彼女は昔からよく声かけられることもあった
“Aは絶対俺の所に帰ってくるから、大丈夫”
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りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！やっとゴミ捨て場の決戦まで来れました🥰今後の展開も楽しんで頂けるように頑張ります💓 (4月15日 0時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - もう、どうなっていくのか、想像がつきませんこれからも頑張ってください！！ (4月14日 22時) (レス) @page33 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！ぜひバグり馴染み達の今後を一緒にお楽しみください🙌 (4月1日 14時) (レス) id: 071d7e6dbd (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き楽しみにしてますこれからどうなっていくのか楽しみです。応援してます (4月1日 0時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます！幼なじみと黒猫の関係も踏まえて今後も楽しんで頂けると嬉しいです💓 (3月23日 18時) (レス) id: a2c38d3b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年3月14日 9時
