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クロは驚いた顔をして
「そんなんじゃねーよ！
ただ…」
「いい加減にしてくんない…」
眉間に皺を寄せて立っていたのは研磨
「クロ達が揉める度駆り出されるの困るんだけど」
「悪いって！
俺、仲良いコイツらしか知らないから不穏な空気どうしたらいいかわかんなくてさ」
ごめん！と手を合わせる夜久君にため息をついた研磨は
「こんなのしょっちゅうなんだからほっとけば平気」
と顔を顰めたまま
「クロもクロで変な気遣いすぎ
受験頑張って欲しいからお荷物になりたくないって言えばいいじゃん
シロもすぐ迷惑とか我慢させてるとかやめて
何年そのくだりやるの」
『「け、研磨〜！」』
「シロ、試験終わったらまた練習も来てくれるよね？
新作ゲーム出るからその時は絶対来てね
クロも特典の為に並んでもらうから」
『「…はい」』
項垂れる私たちに夜久君は
「どっちが年上だよ」
と笑う
「A」
『…』
「ひとまず俺たちのこととか気にしなくていいから
…悪い意味じゃなくて、お前がバレー部を思ってくれてるみたいに俺らもお前の夢を応援したいって思ってんの」
『、うん』
「それが変にプレッシャーになると悪いなって思ってさ…」
挑発上手な癖に
本当は誰より気遣いをする人だって
ちゃんと知ってたのに
「お前が落ち着くまで待ってるからさ」
『うん』
仲直り、でいいか？と差し出されたクロの手を握り返して
夜久君にもごめんねをして
朝起きて
ご飯を食べて
学校に行って
勉強をして
お風呂に入って
眠る
いつも通りの毎日の中で
クロが居ないことだけで
世界が色褪せて感じた
「A」
『クロ？どしたの、わかんない所でもあった？』
「んや…
大人しくしてっから俺もここでやっていい？」
何を喋る訳でもない
部活どう？とか
勉強順調？とか
聞きたいことは沢山あって
だけど、紙を捲る音とシャーペンを走らせる音だけが部屋に響く
それさえも
クロがいるだけで、居心地がよくて
『見送りとかいいってば…』
「なんだよ、大事な日なんだから当たり前だろ」
入試当日、2人は試験会場まで見送りに来てくれた
「終わったら美味いもん食いに行こうな」
「Aなら大丈夫だよ」
大事な日だから
2人が来てくれたことも、分かってた
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りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！やっとゴミ捨て場の決戦まで来れました🥰今後の展開も楽しんで頂けるように頑張ります💓 (4月15日 0時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - もう、どうなっていくのか、想像がつきませんこれからも頑張ってください！！ (4月14日 22時) (レス) @page33 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！ぜひバグり馴染み達の今後を一緒にお楽しみください🙌 (4月1日 14時) (レス) id: 071d7e6dbd (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き楽しみにしてますこれからどうなっていくのか楽しみです。応援してます (4月1日 0時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます！幼なじみと黒猫の関係も踏まえて今後も楽しんで頂けると嬉しいです💓 (3月23日 18時) (レス) id: a2c38d3b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年3月14日 9時
