プリンセス ページ7
〜you side
『「あ、」』
購買で年1限定幻のプリンの販売
ラスイチを手に取ろうとした1年生と手が重なる
「先輩どうぞ、」
上履きの色を見て1年生がパッと手を離す
『ありがとう、でも良かったらこれ食べて』
「え、でも…」
『私前に食べれてるし、これ美味しいから
まだ食べたことないならぜひ食べて欲しいな』
頭を下げて会計に向かう1年生に手を振ると
「良かったの？Aずっと楽しみにしてたじゃん」
『私は昨年太一のおかげで食べれたもん』
昨年もプリン目当ての人混みでもみくちゃにされていたら
太一がひょい、と長い手を伸ばして
太一「はい、これ？」
ってとってくれた
太一「シノちゃん、甘いもの好きなんだ」
無表情だと思ってた太一が笑うのを初めてみたから
(嬉しかったんだよなぁ)
手ぶらのまま教室に戻ると
賢「幻のプリン買いにいったんじゃないの？」
『逃しました』
賢「はぁ？
授業早く終わったから大丈夫って駆け出してったじゃん」
『そのはずだったんだけどね〜』
「小銭ぶちまけた子がいてそれ拾うの手伝ってたら出遅れたんだよねー」
由良ちゃんの言葉に
賢「バカじゃん」
「なんとかラスイチ手に取れたのに、同時に被った1年生の子に譲ったんだよね〜」
賢「ほんっとお人好し」
賢二郎が眉間に皺を寄せた
『うぅ…』
太一「シノらしいじゃん」
と太一
太一「お金拾って貰った子も助かっただろうし
プリン貰った子も喜んだでしょ」
『うん、』
太一「えらいえらい」
『たいちぃ〜』
太一「あとでコンビニ行こう
好きなの買ってやるから」
『プリンがいい』
太一「いいよ。あのクリームのってるやつね」
『いちごオレも飲みたい、』
太一「…俺と半分こな」
「Aって普段アホみたいにお人好しだけど川西にはわがままいうよね」
賢「俺からすればあいつはAlways わがままプリンセスだよ」
そんな2人の会話が行われていたなんて露知らず
コンビニに行く途中、3年の牛島さんにあって
糖分を控えているから好きなだけ持っていくといい、と彼への貢物の幻のプリンをゲット
太一「良かったな、じゃあコンビニは…」
『行く』
太一「…デスヨネ」
『太一といちごオレ半分こするの』
太一「ん？」
『…関節チュー、するんだもん』
太一「…そんな顔してるとちゅーしますけど」
お人好しなプリンセスのわがままをちゃんと引き出せる王子様カレシ
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りな∞(プロフ) - あんずさん» あんずさん、ありがとうございます！嬉しすぎます😵💓こちらこそ最後までご愛読ありがとうございました！ (2月15日 10時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます！更新をいつも楽しみにしていました。ずっと大好きな作品です！ (2月14日 14時) (レス) @page50 id: b43777d218 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - リリさん» わー😭ありがとうございます！無事完結出来ました！ご愛読本当にありがとうございました！ (2月14日 10時) (レス) @page50 id: 57fa754979 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 春高辺りから、太一たちもこんな風に思ってたのかなって泣けたのにタイトル伏線回収から結婚まで、、、作者様天才ですか!大好きな作品です😭😭 (2月12日 23時) (レス) id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
うv(プロフ) - りな∞さん» 新しいお話を読ませてもらいました …😭💕白布くんの優しさとカワニシノちゃん達の暖かい笑顔、全ての情景が想像できやはり素晴らしい作品なんだなと改めて実感しました😿💗完結せずに一生見ていたい作品のひとつです🫶🏻 (2月12日 18時) (レス) @page46 id: d03acc1f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年12月31日 21時
