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そんなほんのり甘酸っぱさを残したバレンタインの余韻に浸る間もなく
その翌日、ハリーは神妙な面持ちで私たちに言った
「50年前、秘密の部屋を開いたのはハグリッドだったんだ」
『え？』
私たちは顔を見合せた
ハグリッド？そんなわけない
「でも僕見たんだ」
「何を？」
「日記の記憶」
『…日記？』
私の部屋から消えたはずのトム・リドルの日記は
何故かハリーの手元に渡っていた
『それ、どこで…』
「分からない。紛れてたんだ」
私がうっかりハリーの方へ紛れ込ませてしまったのか？
いや、そんなわけない
「ハグリッドな訳ないわよ。何かの間違いだわ」
ハーマイオニーの言葉に
「だけどハグリッドは大きな怪物好きっていう困った趣味を持ってる
君も知ってるだろ？」
と言い返した
三頭犬にドラゴン
今までの経験から、ハリーが見たという毛むくじゃらの怪物もハグリッドがこっそり飼い慣らしていたという事実は否定しにくい
「ハグリッドに人を殺す気があったかは分からない、
でもそれでホグワーツの女子生徒が1人亡くなってる」
ハリーは1度こうと決めたら曲げない頑固さを持ち合わせている
「それに、ハグリッドが退学になったことは僕達もう知ってるだろ
きっと、ハグリッドが居なくなってから犠牲者は居なくなったに違いない
じゃなきゃリドルが表彰されるはずないもの」
『…確かに筋は通ってると思う
日記で見たことが事実ならね』
「どういう意味？」
ハリーが顔を上げた
『その日記、あなたの手元に行く前に私のところにあったの
だけど、気がついたら無くなってた。誰も触ってないのに』
「…え？」
『それに、日記を手にした日、私は体調を崩した」
ハリーは眉をひそめる
『日記が返事を綴ってきたり、過去の記憶を見せるだなんて少し変だと思わない？
フレッド達に聞いたら余程高度な魔法か、そうでなければ闇の術の可能性があるって言ってたわ』
「…僕が騙されてるとでも？」
『違うよ、
あくまで可能性の話
ただ日記にも怪しい点が多いから完全には信用しない方がいいと思う』
ハリーは腑に落ちてない顔だったが黙って頷いた
「それならハグリッドに聞きに行きましょうよ」
ハーマイオニーの提案は、バカ正直に言うやつがあるか。というロンの言葉に取り消され
結局私達はまた誰かが襲われない限り、ハグリッドには何も言わないということに決めた
拭いきれない不審点を残しつつ
束の間の平穏に私達はこの事件の終わりを願った
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りな∞(プロフ) - ぱるさん» ぱるさんんんん😳そこまで読み取って下さるの嬉しすぎて…ジョージなりの愛し方なんですよね。あの一言にはジョージの色んな思い詰め込みました😌 (9月11日 7時) (
レス) id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - Aliceさん» わぁぁ、コメントありがとうございます！2人が幸せになれるように今後も是非見守って下さい🥺 (9月11日 7時) (レス) id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージはちゃんと自分の抱く恋心にも、好きな子の想い人にも気付いてたんですね…。見返すとジョージが何か思い止まってたりするシーンが多くて深い愛を感じました🥲最後の、恋に落ちていくのをずっと隣で見ていたって所切なすぎます😭報われてくれ、 (9月11日 0時) (レス) @page48 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゔぅ…！フレッドとジョージ2人とも幸せになってほしぃ！！(´；ω；｀) (9月10日 23時) (レス) @page48 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - カエデさん» カエデさん、コメントありがとうございます💓ジョージサイドのお話更新したのでお楽しみ頂けたら嬉しいです🥺ジョージに伝言しておくので双子にはこのまま思いっきり暴れて貰いましょう✊ (9月10日 22時) (レス) @page48 id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月31日 19時
