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『あ、あのね…もうひとつ欲しいものがあるの』
「なんだ？俺らにあげられるものならなんでもどうぞ！」
『…また、服何か貸してくれない？』
私がフレッドを見上げると彼は「ああ」と嬉しそうに頷き
ベッドに脱ぎ捨ててあったパーカーを手に取った
「これでいい？セーターに着替える前まで着てたから脱ぎたてホヤホヤだ」
『言葉の言い回し何とかならない？』
「じゃあ新品がいいかい？」
軽く睨みながらも私は首を振ってそれを受け取った
『これがいい。…ありがと、』
「ウン
俺らこそさ。こんな素敵なプレゼント、ありがとな！」
「ありがとう、A」
『ううん』
「そろそろ飯に行こう」
『じゃあ私、部屋に1度これ置きに行ってくる』
「階段で待ってるよ」
私が部屋に戻ろうとした時、ジョージが腕を引いた
『どうしたの？ジョージ』
「なんで、いつもフレッドなんだ？」
『え？』
「服、借りるの」
なんでって言うと
『始めに貸してくれたから、かな？』
借りたら返して、がルーティン化してそうなったというか
「俺のじゃダメなの？」
『そ、そういうんじゃないよ』
ジョージがあまりにも寂しそうに言ったので少し驚いた
『…ジョージ？』
「いや、なんでもない。忘れて」
すぐにパッと笑顔になると
「早くしないとフレッドがうるさいからな」
と私を見送った
大広間につくと
監督生のバッジに、フレッドがいたずらをして
“劣等生”にしてしまったことに気が付かないパーシーは
皆んながクスクス笑うたびに、どうして笑うのかを尋ねていた
フレッドは満足そうに笑っている
マルフォイはスリザリンのテーブルで大きな声で私とハリーが着ているセーターについてバカにしたが
私達は相手にしなかった
彼にはこの後たっぷり情報を吐いてもらうのだ
今は無視、と心に決めている
「クリスマスからお揃いとはお熱いカップルだ」
マルフォイの言葉に立ち上がった双子が
「悪いが彼女は来年、俺達とお揃い予定だ」
「素敵なカップルだと褒めるのは来年にしてくれ」
と言ったので周りは笑い、マルフォイは面白くなさそうに2人を睨んでいた
それから作戦決行のディナーまで私達は作戦会議をじっくり行った
ハリー達がハーマイオニーが眠り薬を仕込んだケーキを彼らに食べさせ、物置に隠し
髪の毛を拝借してスリザリン寮に飛び込む
「大丈夫、僕たちには幸運の女神がついてるんだもの」
ロンが期待を込めた目で私を見たが、何も返すことは出来なかった
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りな∞(プロフ) - ぱるさん» ぱるさんんんん😳そこまで読み取って下さるの嬉しすぎて…ジョージなりの愛し方なんですよね。あの一言にはジョージの色んな思い詰め込みました😌 (9月11日 7時) (
レス) id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - Aliceさん» わぁぁ、コメントありがとうございます！2人が幸せになれるように今後も是非見守って下さい🥺 (9月11日 7時) (レス) id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージはちゃんと自分の抱く恋心にも、好きな子の想い人にも気付いてたんですね…。見返すとジョージが何か思い止まってたりするシーンが多くて深い愛を感じました🥲最後の、恋に落ちていくのをずっと隣で見ていたって所切なすぎます😭報われてくれ、 (9月11日 0時) (レス) @page48 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゔぅ…！フレッドとジョージ2人とも幸せになってほしぃ！！(´；ω；｀) (9月10日 23時) (レス) @page48 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - カエデさん» カエデさん、コメントありがとうございます💓ジョージサイドのお話更新したのでお楽しみ頂けたら嬉しいです🥺ジョージに伝言しておくので双子にはこのまま思いっきり暴れて貰いましょう✊ (9月10日 22時) (レス) @page48 id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月31日 19時
