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私達は仰け反って誰も音を発さなかった
「ここを離れよう」
口火を切ったのはロンだ
「助けてあげるべきじゃないかな…」
というハリーに
「ここにいるところを見られない方がいい」
ロンが震えた声で言ったが、もう遅かった
ハロウィンパーティーが終わったのか、賑やかな声と共にたくさんの足音がこちらに向かってくる
「まずい…」
前の方にいた生徒がぶら下がった猫を見つけた途端、おしゃべりやざわめきが消えた
沈黙が生徒たちの群れに広がり、おぞましい光景を前の方で見ようと押し合った
もう今更逃げ道も隠れる場所もない
「継承者の敵よ、気をつけよ！次はおまえたちの番だぞ、“穢れた血”め！」
静けさを破ったのは、マルフォイだった
今度はちゃんと意味も知ってる
私が彼を睨みつけると
マルフォイは冷たい目に生気をみなぎらせ、いつもは血の気のない頬に赤みがさし、ぶら下がった猫を見てニヤッと笑った。
「わたしの猫だ！ミセス・ノリスに何が起こったというんだ？」
人混みを掻き分けて、硬直したミセス・ノリスを見つけたフィルチは呆然としながら当たりを見回し
「お前がやったんだな！」
と金切り声を上げてハリーを見るなり叫び出した
ビクッと体が震える
「ぼ、僕はやってない…、本当なんです、」
ハリーが小さく弁解をしようとした時、ダンブルドアが数人の先生を引き連れて到着した
「アーガス、一緒に来なさい。
…そこの4人もな」
ダンブルドアは私たちを見て言った
ハリーがゴクリと息を飲む
『大丈夫、私達は何もしてないんだもん』
私がハリーの耳元で囁くと
ハリーも頷いて
「手、震えてるよ」
と少し笑って私の手を繋いだ
ダンブルドアの後をついて行く時
人混みの中に心配そうな顔をしている双子を見つけた
「A…」
声はきこえないけど、ジョージが私の名前を呼んだような気がした
『大丈夫』
私も口パクで返して、ハリーの手を握り直した
案内されたのはロックハートの部屋で
嗚咽混じりに泣き続けるフィルチの姿には心が傷んだ
「アーガス。猫は死んでおらんよ」
しばらくミセス・ノリスの体を調べていたダンブルドアの言葉にフィルチは顔を上げた
「石になっただけじゃよ。
ただしどうしてそうなったのかわしには答えられん」
と言うダンブルドアの言葉にフィルチはハリーのほうを見て
「あいつに訊いてくれ！」
と叫んだ
「2年生にこんな呪文は使えん」
ダンブルドアはきっぱりと言い切った
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りな∞(プロフ) - ぱるさん» ぱるさんんんん😳そこまで読み取って下さるの嬉しすぎて…ジョージなりの愛し方なんですよね。あの一言にはジョージの色んな思い詰め込みました😌 (9月11日 7時) (
レス) id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - Aliceさん» わぁぁ、コメントありがとうございます！2人が幸せになれるように今後も是非見守って下さい🥺 (9月11日 7時) (レス) id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージはちゃんと自分の抱く恋心にも、好きな子の想い人にも気付いてたんですね…。見返すとジョージが何か思い止まってたりするシーンが多くて深い愛を感じました🥲最後の、恋に落ちていくのをずっと隣で見ていたって所切なすぎます😭報われてくれ、 (9月11日 0時) (レス) @page48 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゔぅ…！フレッドとジョージ2人とも幸せになってほしぃ！！(´；ω；｀) (9月10日 23時) (レス) @page48 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - カエデさん» カエデさん、コメントありがとうございます💓ジョージサイドのお話更新したのでお楽しみ頂けたら嬉しいです🥺ジョージに伝言しておくので双子にはこのまま思いっきり暴れて貰いましょう✊ (9月10日 22時) (レス) @page48 id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月31日 19時
