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吐き捨てるように言い放ったマルフォイの言葉に皆が息を呑んだ
“穢れた血”
そう言えば、ノートにも書いてあったっけ
生まれ損ないの穢れた血。この時点で相当な罵倒なのは分かるけど
私が目を配らせると
心配そうに私を見ているジョージと目が合った
(今言われたのは、ハーマイオニーなのに？)
フレッドは今にも殴りかかりそうな勢いでマルフォイを睨み、ウッドがフレッドの腕を掴んでいた
ロンが杖を構えて
「マルフォイ、思い知れ！」
と呪いを放ったが、折れていた彼の杖の呪いは逆噴射しロンはナメクジを吐き出した
「ロン！大丈夫!?」
悔しそうにマルフォイを睨んでいたハーマイオニーもロンに駆けつける
スリザリンはそんなロンをせせら笑い、マルフォイは声を上げて愉快そうにそんな様子をみていた
『穢れた血って何？』
私の言葉に、一瞬の沈黙が流れた
『どういう意味？』
「おいおい！マグル生まれのお前がこの意味を知らないのか？」
フリントがニヤニヤしながら私の顔をまじまじと見た
「過保護に育てられてきたか…、でなきゃよっぽどのバカだ」
「…フリント、黙れ」
小さくフレッドが呟く
「世間知らずのお姫様に教えてやるよ。
穢れた血ってのはなぁ…」
「それ以上喋ってみろ。俺がお前を地獄の底に突き落とすぞ」
ジョージがフリントの胸ぐらを掴んだ
「ウィーズリー！暴力はダメだ！」
ウッドの声に
「分かってるよ」
と手を離したジョージ
「悪いけど、こいつが減らず口叩くなら、俺は失格になったってお前の顔が原型なくぶっ潰れるまで殴ってやるからな」
フレッドが凄んで言うと
フリントは顔を引き攣らせながら
「ス、スネイプに言いつけてやろうぜ」
と言った
「ハグリッドの所に連れて行こう。一番近いし」
ロンを抱えたハリーとハーマイオニーは
「A！行こう」
と歩き出したので私も慌てて続いた
『…ありがとう』
双子の横を通り過ぎるとき、言わずにはいられなかった
私は、ルシウス・マルフォイが彼らの家を侮辱した時何も言い返せなかったのに
2人は私を守ってくれた
(ごめんなさい、)
スリザリンの集団を肩で蹴散らしたハリーの後を追いながらふと目をやると
「…、」
マルフォイと目が合った
眉をひそめて、なにか言いたげの彼の目を見据えて
『あなた、最低ね』
通り過ぎる
私は、皆が言うほど彼を嫌いではなかった
嫌な人だけど嫌いじゃなかったのに
私の大切な人を傷つける彼は、大嫌いだ
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りな∞(プロフ) - ぱるさん» ぱるさんんんん😳そこまで読み取って下さるの嬉しすぎて…ジョージなりの愛し方なんですよね。あの一言にはジョージの色んな思い詰め込みました😌 (9月11日 7時) (
レス) id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - Aliceさん» わぁぁ、コメントありがとうございます！2人が幸せになれるように今後も是非見守って下さい🥺 (9月11日 7時) (レス) id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージはちゃんと自分の抱く恋心にも、好きな子の想い人にも気付いてたんですね…。見返すとジョージが何か思い止まってたりするシーンが多くて深い愛を感じました🥲最後の、恋に落ちていくのをずっと隣で見ていたって所切なすぎます😭報われてくれ、 (9月11日 0時) (レス) @page48 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゔぅ…！フレッドとジョージ2人とも幸せになってほしぃ！！(´；ω；｀) (9月10日 23時) (レス) @page48 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - カエデさん» カエデさん、コメントありがとうございます💓ジョージサイドのお話更新したのでお楽しみ頂けたら嬉しいです🥺ジョージに伝言しておくので双子にはこのまま思いっきり暴れて貰いましょう✊ (9月10日 22時) (レス) @page48 id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月31日 19時
