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「A、これ
箒、暴れ柳の所にあったんだ…。ちょっと傷がついちゃってるけど」
ロンがしょんぼりとした顔で私の箒を見つけてくれた
『…ありがとう、ロン』
箒をとるために暴れ柳にはたかれでもしたのか
ロンの頬に薄い切り傷があった
『怪我してるわ』
「こんなの平気だよ」
ロンはわなわなと震えながら
「でもおかしいよ！Aは悪くないじゃないか！」
と言った
『…ロン達が分かってくれてたらそれでいいよ』
私は箒を受け取って
『このことはウッドはもちろん、誰にも言わずにこの4人の秘密にして欲しい』
というと
「ちゃんと言うべきよ！ウッドにも先生にもね」
とハーマイオニーはキツく言い放った
『後から何を言っても言い訳みたいでしょ？
それに出ようと思えばあなたに箒を借りて行くことも出来たんだもの
行かなかったのは、私の判断だから』
ロンとハーマイオニーは納得していない顔だったが
「君がそう言うなら僕からは何も言わない」
とセドリックが言ったので渋々頷いた
夕食を知らせる鐘が響く
『皆はご飯食べに行って！
私、もう少しだけ探してみるから』
「私達も探すの手伝うわ！」
「そうさ！僕だって…」
ギュルルとお腹がなって、ロンは顔を真っ赤にして口を閉じた
『こんな長い時間一緒に探してくれてありがとう
もう少し探して見つからなければ私もご飯に行くから…
先に行ってて？』
ロンとハーマイオニーを笑顔で送り出すと
箒にのったセドリックがどこかから戻ってきた
『どこまで行ってくれてたの？
もう夕食の時間だから…』
「これ、湖にあった」
着地した彼の掌にはボロボロになった私のファンキードール
「なるべく直そうとしたんだけど…」
ごめん、と謝るセドリック
『なんでセドリックが謝るの？
ずっと持ち歩いてるから元々ボロボロだったの』
これは本当だ
きっと彼が見つけた時はもっとひどい状態で
私が悲しまないように一生懸命直してくれたんだろう
『ありがとう、セドリック』
セドリックは眉間にしわを寄せたまま
「僕が助けるなんて言ったのに…、ごめん」
なんて言うから
『私セドリックにすごく助けられたよ
あなたがいてくれて良かった。ありがとう』
と顔を見上げれば、セドリックは力なく笑った
彼と別れて大広間に向かうと
残っていたのはハリー達だけだった
「ごめん、ハリーには話したよ」
ロンがいう
「Aは本当にそれでいいの？」
ハリーの目を見つめ返しながら私は頷いた
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
