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「Aちゃん」
約束通り現れたセドリックは
「ついてきて」
と空き教室の扉をあけた
「昼間のバレッタの件だけど…、あれ自分で無くしたの？」
私は黙って首を横に振った
「…心当たりは？」
首を振ろうとして、
さっきの授業はグリフィンドールとスリザリンの合同授業だったことを思い出す
「こういうこと、よくあったの？」
『…最近は』
セドリックは難しい顔をしてため息をついた
「このことウィーズリーは知ってるの？」
反応出来ない私に
「言えるわけないか、」
と眉を下げて
「責めてるわけじゃない。悪いのは君じゃないんだ
だから、僕に話してくれる？」
と優しい声で続けた
『…わたし、』
ダイアゴン横丁での一件から、スリザリン生からの嫌がらせまで拙い言葉で紡ぐ私の話をセドリックは黙って聞いてくれた
『他の寮の人達からも人気者で、やっぱり2人は私とは住む世界が違うんだなぁって思って…』
「そんな事はないよ。
Aちゃんも、僕も、ウィーズリーも
ダンブルドア先生だって皆同じ世界に生きてる」
私はセドリックの目を見つめる
「Aちゃんはクィディッチやりたい？」
『…』
「僕には、人と人が付き合うのに釣り合うとかそういうことは分からないけど…
もうすぐグリフィンドールもチーム選抜があるだろ？
もしそれで選ばれたら…
少し、自分に自信が持てないかな？」
『…私なんかが出てもいいのかな』
「もちろん。出ちゃ行けない人なんていないよ」
セドリックは優しい顔のまま
「だけど、私“なんか”なんて言葉使っちゃダメだよ
君が自分を卑下することは、君を大切に思う周りの人を傷つけることにもなるからね」
『…』
キッパリと言い切ったので、私は頷くことしか出来なかった
「僕も協力するよ。だから頑張ってみない？」
『うん、ありがとう』
もし、クィディッチのメンバーになれたら
2人の横を歩いてもいいかな
胸を張って、とまではいけなくても
出来損ないのマグル生まれってレッテルを剥せるかな
『私…、頑張りたい』
「うん。Aちゃんなら大丈夫さ
また何か困ったことがあればいつでも相談してね」
『セドリックはどうやってあんなにクィディッチが上手になったの？』
セドリックは「そんなに特別な上手な訳じゃないけど」と少し照れたように前置きをして
「練習の時間は必ずとってるよ。オフ期間でも自由時間に箒を飛ばして」
『なるほど
でも成績も良いでしょ？いつ勉強してるの？』
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
