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「A！」
授業が終わるとロンが私の元へ駆け寄ってきた
「ジョージが、君を探してる
謝りたいって…」
謝らないといけないのは私なのに
なんで…？
『わ、悪いのは私だから…』
(あ、ダメだ。また涙が…)
慌てて下を向いた私を
「Aのことは私に任せて。こういうのは女の子同士の方がいいのよ」
ハーマイオニーは私を抱きしめると2人を追い払った
「A、気持ちは分かるけどなんだか変よ。
何かあったの？」
『…』
黙っている私に
「ルシウス・マルフォイが言っていたこと？」
ハーマイオニーが鋭く言い当てたので私は顔を上げた
“マグル生まれの私と一緒にいたら、みんなまでバカにされる”
私のこの疑念は
同時に、ハーマイオニーのことも侮辱する事だと分かっているから
言えなかった
「気にすることないって言ったでしょ？
あの人たちは生まれなんて関係なく、あなたが好きだから一緒にいるのよ」
ハーマイオニーの言っていることは頭では分かってる
『でも、私は、ハーマイオニーみたいに頭が良くない』
「なに言って…」
『なにも特別なこともない平凡な私と2人が一緒にいてくれるのは、
2人が優しいからで…
可哀想な人を放っておけないからだもん』
「それ、2人がそう言ったの？」
ロンに怒る時みたいにきつい口調だ
『…違うけど、』
「じゃあ勝手に決めつけちゃダメよ。
2人の気持ちは2人にしか分からないし、…失礼だと思うわ」
私は黙って項垂れた
毎日一緒にいれた休暇はキラキラしてて楽しくて
学校が始まって早々こんなことになるなんて
「少なくとも、2人をちゃんと見てれば分かると思うけど」
とハーマイオニーは続ける
昼休憩、ハーマイオニーの影に隠れながら大広間へ向かうと
双子はリーとも離れて2人で端っこにいた
「ほら、行きなさい」
ハーマイオニーに背中を押されて1歩踏み出そうとした時
2人はあっという間に人に囲まれてしまった
その中にはさっきのハッフルパフの女の子達もいて
「あぁ！焦れったいわね」
ハーマイオニーがイラついた様子でいった
本来の2人は、私なんか手の届かない所にいる人達なんだ
くるっと踵を返して私は大広間を後にした
ー
「あれ？Aは？」
「多分…渡り廊下。僕行ってくる」
「ハリー、僕が行くよ。Aのやつ、僕まで避けてるみたいだからさ」
ー
そんな会話を経て
ハリーの予想通り渡り廊下に座り込んでいた私に
サンドウィッチを届けてくれたのはロンだった
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
