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「「それいい！」」
双子が声を揃えて私を見た
『あ、私は…』
「Aは選手としてクィディッチに出たいんだもんね」
どこから話を聞いていたのか、ハリーはそう言うと私に向かってウインクをした
「そうなのか？A」
双子は大きく目を見開く
『うん…、今のレベルじゃ無理って分かってるけど』
「いや、いい線いってると思うぜ？
この前うちでやった時も筋良かったし、俺は賛せ…」
「ダメだ、そんなの」
フレッドの言葉を遮ったのはジョージで
『…え？』
「あれはお遊びみたいなもんだろ。本当の試合はあんなんじゃない」
「まぁ、そうだけどさ」
「Aは今までみたいに、俺たちのこと応援しててよ
そしたら、俺もっと頑張れー」
『…私には出来ないってこと？』
「え？…いや、そうじゃなくて…」
『ジョージも私には出来ないって思うの？』
ジョージはしまった、という顔をしてしどろもどろ取り繕う
「クィディッチは怪我も多いし、それに君のお父さんだって反対してたろ…？」
『私はもう空の飛び方を知ってる
自由に飛んでいけるって言ったのは2人じゃない』
“少し得意だったとして
その世界でプロとして食っていけるだけの力量がお前にあるのかと聞いている ”
お父さんの冷たい目を思い出す
ジョージがそんなつもりで言ってないって
本当は分かってる
だけど、ただ
私は
2人にだけは
“Aなら大丈夫”って認めて欲しかったの
『じゃあお望み通り大人しくロックハートの著書だって何周もするわ』
「A、」
『ジョージなんか大嫌い』
大広間が、周りの声で賑やかで良かったと思った
私たちを取り巻く空気だけが、真空にいるかのように無音で
リーですら、食事の手を止めて私とジョージの顔を交互に見比べた
「お、おいA。ジョージが言いたかったのはさ、君のことが心配で…」
フレッドが焦った顔で何か喋っていたけど
私は逃げるように大広間を飛び出した
(最低だ)
涙が溢れて止まらない
「待って、A！」
私を引き止めたのは
「ごめん、僕…余計なこと言ったよね」
『…ううん』
ハリーだった
『…私、最低だ』
ジョージも、フレッドも何も悪くないのに
優しい2人に
大好きな2人に八つ当たりをして、傷つけた
大嫌いなんて、嘘なのに
その言葉を突きつけた時の
ジョージの驚いたような、悲しそうな顔が頭に浮かんで
私はうずくまって泣くことしか出来なかった
(ごめんなさい…)
また、心がチクチクと傷んだ
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
