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「今日は3人で一緒に寝よう」
先にベッド入ってようぜ、とジョージは自分のベッドに入り込んで隣を促した
「A、なんかあった？」
ジョージが私の目を見つめた
『…』
「話したくなかったら無理に言わなくていいよ」
黙っている私に、ジョージは眉を下げて
「だけど、元気がないから…
少しでも力になれるなら教えて欲しい」
と続けた
『…分からないの』
「うん？」
『自分でも、分かんないけど…
なんだか胸がチクチクして…寂しい』
「…寂しい？」
バン！とドアが開いて布団にダイブするように飛び込んできたフレッドは
いつものように私の体に腕と足を回して体を引き寄せる
双子はどちらもいたずらっ子だし、そっくりだけど
こういう時、寝ているかもと静かに入るジョージと
いつでもどこでもぶれない元気印のようなフレッド
どっちがいいとかじゃなくて、そんなジョージらしさとフレッドらしさが好き
「おいフレッド」
「A、どうしたんだ？俺らに話してごらんよ」
ジョージを無視して続けるフレッド
「だから、それを今聞いて…」
私はフレッドの方に体を向けて埋まるように丸くなった
『2人は、どこにも行かない？』
「うん。行かないよ」
ドクン、ドクンと脈打つ胸の音が聞こえる
「俺たちはいつでもAと一緒にいる」
ジョージが私の頭を撫でた
「Aが自分からこんな風に甘えてくるの珍しいな」
『…困る？』
「困るわけないよ。むしろご褒美だぜ？」
「Aはもっと甘えていいし、ワガママ言っていいんだよ」
2人の優しさに甘えたくなる
1度知ってしまったら抜け出せないこの甘ったるい幸せ
知れば知るほど失うのが怖くなる
もし、2人が
いつか急にお父さんのように冷たくなったら
甘えすぎて、迷惑になったら
そして、頭からこびりついて離れない
おじさんもおばさんも
フレッドも、ジョージも
ロンもジニーも
(私といたから、蔑まれた)
元々ウィーズリー家の人達はマグルにも寛容で純血だからと差別する人達じゃないいことは分かってる
だけど、
(私といればいるほど、彼らは魔法族で“落ちぶれた”と言われる)
「俺たちが行く前
心配そうなジョージの声に首を振る
(ごめんなさい…)
それでも
私は2人から離れる覚悟が出来なかった
一緒にいたい
「A、大丈夫だよ」
フレッドが背中を優しく撫でる
それが心地よくて、彼の腕の中でゆっくりと意識を手放した
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
