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「ママ、なにか手伝うことがあるかい？」
「あらジョージちゃん、いい子ね
いつもそれくらい良い子だと助かるのだけど」
苦笑いを浮かべるジョージ
「今日はいいわ。Aを連れて戻ってなさい」
「だってさ」
ジョージが私の手を引く
『じょ、ジョージ』
「うん？」
『でも、私…
何もしないで座ってるなんて、そんなこと出来ないよ』
そんなのいたたまれない
「ウーン…」
少し考え込んだジョージは
「ママ、食器とこの辺はもう運んでもいいだろ？」
「そうね。じゃあお願いしようかしら」
お皿を手に取ったジョージが
「じゃあA、先にこれアイツらのとこ運んでくれるか？」
『うん、』
「その後はほんとに座ってていいよ
俺も手伝うから。代わりにフレッドを呼んできて欲しいんだ」
『…』
「頼めるか？」
『分かった、』
お皿を持って食卓の方へ戻ると
「どうしたんだ？A」
フレッドがジョージと全く同じ事を言う
お皿が目に入ると
「もしかして手伝ってくれたの？」
『手伝いって程のこと何も出来てないけど…
代わりにフレッドを呼んでって言われたよ』
一瞬うげ、と顔をしかめたフレッドは
「呼んだのはジョージか？」
と尋ねるので頷く
「おっけ。ありがとな、A
座って待ってなよ」
立ち上がってキッチンに向かいながら
「Aはいい子だな」
と頭を撫でていった
いい子？
私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいだった
双子が両手いっぱいにパンやお皿を運んできた
「フレッドとジョージが手伝いなんてめっずらしい」
「うるさいぞ、ロン」
「俺達は君と違っていい子なんだ」
鬱陶しそうに2人を睨んだロンはパンに手を伸ばした
「お口に合うか分からないけど、2人も遠慮せずに食べて頂戴」
「ママの料理は絶品さ」
「軽口なんかで許すと思わない事ね、フレッド・ウィーズリー」
フレッドは肩を竦めてソーセージにかじりついた
期待を込めた目でおばさんがじっとこっちを見ているので
ご飯に口をつける
『美味しいです…』
「そう？良かった」
『…っ、』
誰かの焼いてくれた目玉焼きがこんなに美味しいって
忘れていた
お父さんの目玉焼きはいつも半熟で
それが好きだった
同じ様に出来るように何度か練習して
だけど自分で作れるようになっても
あの大好きな目玉焼きにはならなかった
「A？」
ジョージが心配そうに名前を呼んだ時
「きゃ！」
と上から声がしてみんなの視線はそっちに移った
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
