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「わ、なんだ。起きてたのか？2人とも」
『ジョージのこと待ってたの』
「どうして？」
『こんな時間まで探させて、心配かけてごめんなさい』
ジョージは少し驚いた顔をしたが、すぐにいつもの穏やかな顔で
「だから、いいっていったろ？」
先寝てて良かったのに。と私の頭を撫でた
ジョージを待ちたかったのも本心だけど
ジニーの言葉があれから頭から離れず、フレッドのベッドで一緒に横になることに耐えられそうになく
半分逃げの気持ちもあった
「ジョージも来たしそろそろ寝よーぜ」
フレッドが眠そうに私の体ごと引いてベッドに横になった
歯磨きをしにジョージがまた部屋を出ていくと
フレッドは明かりを消した
「A不足…」
フレッドが片足を私の体に挟むようにのせて腕を回す
『フ、フレッド…』
「んー？」
『…フレッドはみんなにこういうことしてるの？』
「へ？」
すっとんきょんな声を出したフレッドは目を丸くして私を見つめた
「そんなわけないだろ？
そもそも一緒に寝るのなんてAだけだし」
『…じ、ジニーとか』
「あぁ…。昔は一緒に寝たりしたことあるけど、こんなことしたら蹴飛ばされるな」
『…なんで私にはするの？』
「うーん、」
少し考えたフレッドは
「サイズ感がちょうどいいんだよな、Aって。
ジャストフィットっていうか、落ち着くんだよ」
『でもジョージにも抱きついたんでしょ？』
「あれはAと間違えただけだってば」
『…』
「Aにしかしないよ」
真っ直ぐな目で見つめられて
『そっか』
「ぁー、俺Aにフレッドと寝るのヤダとか言われたら泣いちゃうかも」
『なにそれ？』
「きっと娘を持つ世のお父さんってこんな気持ちなんだろうなって考えるのさ」
『フレッドはパパじゃないでしょ？』
「まあね」
ケラケラ笑いながらも、フレッドは離す素振りもなく
「Aの体あったかくて赤ちゃんみたい」
なんて呑気に言う
(人の気も知らないで…)
そのうちフレッドはすやすやと寝息を立て始め、
寝られるはずのない私は黙って目を閉じていた
フレッドの吐息が首にかかってくすぐったい
再びドアが開く音がして
部屋の明かりが消えている事で私たちが寝ていると察したジョージは
明かりをつけることもせず静かに自分のベッドに入った
その背中がなんだか寂しそうに見えて
(明日、ジョージに声をかけよう…)
なんて思いながら
ポカポカした体温に溶けるように眠りについた
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
