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ジニーの部屋のドアを開けて返事をすれば
「何だ、ここにいたのか
どこにも居ないから探したぜ」
ほっとした顔を浮かべたフレッドは
「いつからジニーと仲良くなったんだ？」
と部屋を覗き込んだ
「女の子同士の秘密よ。ね？A」
ジニーの言葉に頷いて笑い返す
フレッドは両手を頭の後ろにくんで
「そろそろ部屋に戻ろうぜ」
と言った
「A、今度は私の部屋にも泊まりに来てね」
ジニーの言葉に
「Aは俺らの部屋で寝るからダメ」
フレッドはバタンと部屋のドアを閉めた
『フレッド、怒ってる？』
「怒ってないよ。それよりいつからジニーの部屋いたんだ？」
『お風呂出て…、たまたまジニーと会って部屋に招かれたの』
「ふうん」
フレッドが自室の部屋のドアを開けた
『ジョージは？』
「Aを探しに行った」
『え？』
「ロンもハリーも、ママ達も知らないって言うからさ」
『ど、どうしよう、私』
「心配しなくてもすぐ戻ってくるさ」
立ち上がった私を引っ張ったフレッドが自分のベッドに私を座らせた
「A、俺たちの話聞いてた？」
『…』
「泣いただろ。目が赤い」
フレッドの指が私の目元に触れる
「しかも、最後まで話きいてないな？」
『え？』
「Aがどこまで聞いてたのか、どう思ったのか…
君のお父さんがどう思ってるのかは分かんないけどさ」
フレッドは手を離して続ける
「俺は、君のお父さんはAを見限ったりしてないと思う」
『…でも、心配の一言も…』
「君のお父さん、口下手というか不器用なんじゃないか？」
お父さんが不器用？
私はフレッドを見つめる
「本当にどうでもいいならあんな時間にいつ帰るか分からない君を待ったりしてなかっただろうし、
居なくなったことにも気づかないだろ？」
『…』
「ホグワーツだってやろうと思えば簡単に退学させられるはずだ。
娘を連れ去った俺達のところまで学校からの手紙を送る必要だってない」
そう言われてみれば、その通りだ
「Aが寂しい、辛いって言葉にするのが苦手なみたいにお父さんは愛情表現が苦手なんじゃないかな」
そんな風に考えたことなくて、呆然とフレッドを見ることしか出来ない
「もちろん本当にどう思ってるかは分からないし、Aを傷つけたことは許せないけどな」
フレッドは怒った顔をした後、すぐにまた表情を和らげて
「でもどうせわかんないなら自分にとっていいように捉えておいた方が幸せだろ？」
と笑った
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
