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食卓に戻ると
「お父さんなんて？」
フレッドに笑い返しながら
『うちに届いてた教科書リストをこっちに送ってくれただけ』
なんでもないように席について
『そんなことより！ハーマイオニーからの手紙はなんだったの？』
空気が落ちないように明るい声で聞くと
「あ、あぁ。
水曜日にダイアゴン横丁に教科書を買いに行くからそこで会わないかって！」
『へぇ、いいわね』
ロンの話をきいたおばさんも同意し私たちは次の水曜日にダイアゴン横丁へ向かうことになった
その日の夜、私がお風呂を出て双子の部屋に戻ろうとした時
中から話し声が聞こえた
「Aの父さんからの手紙、グリンゴッツの金庫を指定してきたらしい」
「へぇ、じゃあホグワーツに在学することは許されたって事か？」
先がジョージ、後がフレッドだ
「いや、許されたと言うより…
見限ったに近いんじゃないか？
必要なお金だけ用意して後は自分で何とかしろってことだろ？」
「…」
「自由ってことは、親父さんはAが何をしてても興味が無いってことじゃないか」
「んー、そうかなぁ」
ジョージの心配そうな声と
フレッドの能天気な声
「ママも驚いてたよ。あんな別れ方をしたのに娘のことが気にならないのかって」
「いや、きっとさ…」
「ママはお金受け取らないつもりみたいだし
生活費は子供が受ける当然の権利だからってさ」
「うん」
「パパもママもどうやって学用品を揃えるお金を工面するのかな」
ノックしかけた手を止めて私は下へ戻った
「A？」
誰もいないダイニングの隅で丸くなっていた私に声をかけてくれたのはジニーだった
「こんな所でなにし…、
泣いてるの？」
眉を下げて心配そうに覗き込んでくれる顔は
フレッドとジョージにも
ロンにも似ていた
『ううん、なんでもないの』
「…おうちが恋しくなったの？」
『んー…、ふふ。どうだろ
家に1人でいた時よりここはずっと…楽しいよ』
ジニーは困った顔のまま
『ジニーこそいきなり見ず知らずの人がいて居心地悪い思いさせてない？ごめんね』
ジニーは驚いたように首をぶんぶん振った
「そんなことないわ！
うちは男兄弟ばかりだから、お姉ちゃんが出来たみたいで嬉しかったの、
だけど、その…」
ジニーは顔を赤く染めてごにょごにょと続ける
「ハリーと仲良しだから…、特別な関係に見えて…」
『ハリーとは友達だよ』
頷いたジニーは
「ねえ、私の部屋に来ない？」
と誘ってくれた
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
