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拭っても拭っても零れる涙
ジョージは自分の肩に私の顔を押し付けるように抱きしめた
ハリーも手を離さずにぎゅっと力を込めてくれる
人の温もりは
あの家で感じられることの無いあたたかさだった。
「俺達の家はオッタリー・セント・キャッチポールっていう村から少し外れたとこにあるんだ」
ジョージが紹介してくれて、“隠れ穴”と書いた看板のある家に案内される
「大したことないだろ」
とロンが言う
「すっごいよ」
ハリーは嬉しそうに言って
ね？と私の顔を見る
『うん』
「Aの家、広くて豪華だったからちょっと恥ずかしいや」
と鼻をかくロン
『…関係ないよ。
広い家に1人でいたって寂しいだけだもん』
私の言葉に、ロンはバツが悪そうな顔を浮かべた。
3人の計画は彼らの母親が「朝食ですよ」と呼ぶまで待つ
それからロンが「夜の間に誰が来たと思う？」と言う
ハリーを見れば母親は大喜びだから自分たちが車を飛ばした事など決してバレはしない
というものだった
「2人は僕の寝室へおいでよ！ちょっと狭いけど詰めれば…」
「おっと。Aは俺達が預かるぜ」
「そうさ、ロニー坊やはハリーを頼む」
「なんでさ！Aは僕のトモダ…」
言いかけたロンが顔を真っ青にしたので、みんなで振り返る
「あちゃぁ…」
フレッドの言葉に
「こりゃ駄目だ」
ジョージも返す
物凄い形相でこっちに向かってきたのは恐らく
彼らの母、ウィーズリーおばさんだ
「おはよう。ママ」
へらへらと挨拶をするジョージに
「ベッドは空っぽ！メモも置いてない！車は消えてる。事故でも起こしたかもしれない
心配で気が狂いそうだったわ！」
と怒鳴りつけた
隣でロンがヒィと声を上げている
「分かってるの？こんな事は初めてだった！
お父さまがお帰りになったら覚悟なさい」
おばさんの剣幕にも双子はへいへい、と言った顔で飄々としている
怯えているロンと本当に兄弟なのか疑えるレベルだ
「ビルやチャーリー、パーシーもこんな苦労はかけなかったわ！」
と怒鳴っておばさんが言葉を締め括ったが
「完璧・パーフェクト・パーシー」
と呟いたフレッドの胸に指を突きつけ
「パーシーの爪のあかでも煎じて飲みなさい！」
と更に声を荒あげた
彼は学校でも家でも
相手が誰でもやっぱり変わらないみたいだ
「あなたたち死んだかもしれないのよ。姿を見られたかもしれない」
おばさんの言葉にハリーが言った
「彼らは僕を助けに来てくれたんです」
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りな∞(プロフ) - さらさん» さらさん。いつもコメントありがとうございます！兄世代みんな最高過ぎますよね💓これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (8月31日 12時) (
レス) @page50 id: da157005cc (このIDを非表示/違反報告)
さら - いつも更新ありがとうございます！！セドリックとの絡みも書いてくれてありがとうございます！！もう優しいし格好いい！！双子も大好きだけど、セドリックも推しかも(笑)いつもドキドキしながら読んでます！！ (8月30日 23時) (レス) @page48 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - ぱるさん» コメントありがとうございます！きゃ🫣鋭い考察です笑今後もぜひ見守ってください♡ (8月25日 0時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ジョージは恋愛的に夢主ちゃん好きなのかなって思ってたんですけど、フレッドはどう思ってるのか、、、夢主はフレッドにいくんですかね？ドキドキです! (8月24日 22時) (レス) @page21 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - あいかさん» アーサーさんの趣味かもしれないし、魔素かなんかで動くのかも…。魔法界の不思議って事でご想像にお任せします🥹💭 (8月24日 21時) (レス) id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月21日 2時
