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最初に彼女を見かけたのは
ホグワーツ入学前のダイアゴン横丁
大鍋に杖、ローブ
一目で彼女もホグワーツに入学するのだと分かった
生まれた頃から【聖28一族】として
【上に立つ者】として大切に育てられてきた
自分は選ばれた人間なのだと教えられ
周りの人間は皆、僕の機嫌を伺った
望んで手に入らないものなんてなかった
大人になれば
マルフォイ家に
僕に相応しい貴族の美しい女と家庭を持ち
父上のように成功者として生きるのだと当然のように思っていた
父上は厳しい人だけれど
成績を出せば褒めてくれたし何でも買い与えてくれた
母上はいつも大きな愛をくれた
僕に足りないものなんてない
この僕の思い通りにならないことなんてあってはならない
君とすれ違う瞬間
(僕に気付け)
あのマルフォイ家のドラコ・マルフォイだと
みんなのように瞳をうるませて僕を見ろ
そんな思惑とは裏腹に
君は隣を歩く兄らしき人物に嬉しそうに話をしながら遠ざかっていく
(仲、いいんだろうな)
ただ、一言で良かったのに
「君もホグワーツ生なのか？」
「僕もなんだ」
「新学期からよろしく」
シミュレーションした言葉は喉から吐き出されることなく押し込まれて
名前はなんて言うのか
あんなに嬉しそうに何を話していたのか
ルシウス「ドラコ。分かっているな
お前は自分に見合う友達をきちんと選んで付き合うのだぞ」
ド「もちろんです。父上」
彼女はどこの寮に入るのだろうか
スリザリンに来るだろうか
もしも一緒になれたなら
その日こそ、声をかけることが出来るだろうか
もし、会えたなら
言えるだろうか
「ずっと君のことを考えていたんだ」
と。
きっと彼女には緑が良く似合う
なんて、思いたいのは都合のいい戯言か
ホグワーツ入学初日も
横にはクラッブとゴイル
なんの代わり映えのない一日の中で
ク「誰か探してるのか？」
ド「別に。そんなんじゃない」
(そんな都合よく見つかる訳ないか)
つい探してしまうのは、あの日の君の姿で
『私、りな∞・ディゴリー
あなたは？』
友達の記念に、とチョコレートをくれた君は
『あの日、偶然ドラコと出会えて
友達になれて良かった』
と笑ったけれど
「偶然なんかじゃない。ずっと君を探していたんだ」
そう言ったら君はどんな顔をするだろうか
近くにいるのに声をかけることも出来ずにいた僕に
君は優しく微笑んで
天使が舞い降りたんじゃないかって
本気で、そう思ったんだ
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マニ。(プロフ) - りな∞さん» はい！あのですがりなさん、りなさんが送ったボード返事なのですが空欄でして、絵文字なしだと空欄じゃない可能性があるのでもう一回ボード返事書いてください！待ってます、りなさん。 (1月27日 18時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - マニ。さん» 見れました！ありがとうございます😌 (1月24日 11時) (レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - りな∞さん» えっとボードというのはプロフを押すとボードというのが出てくるのでりなさんのボードに返事送りましたので返事待ってます。 (1月23日 16時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！すみませんボード…？とか使い方が分かっていなくて🥲 (1月23日 13時) (レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - りな∞さん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖 (1月22日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月13日 19時
