・ ページ39
ハ「今なら、そう思う
僕にも、君にも
この世の誰にも、死の秘宝なんて最初から必要なかったんだ」
『…そうかもね』
ハ「死を受け入れるのが怖いのは、皆同じだ
だからこんな伝説ができたんだと思う」
もし、本当に蘇りの石があるなら
顔を見ることも出来なかった、産みの両親に会いたい
お兄ちゃんにもう一度会いたい
願い始めたら終わりはないけれど
ハ「死は誰にでも訪れる
だからこそ人の命は儚くて、美しくて
大切なんだ」
『人を奮い立たせるのは、恐怖や支配でもない
人が人を思う愛なんだって、そう思わない？』
ハ「思うよ。
今日、この日を迎えるまで、僕は沢山の愛で守られてきた
そして、これからもね」
ハリーは少し笑った後、私の首元に目をやった
『壊れちゃったの
ピーター・ぺティグリューから死の呪いを受けた時お兄ちゃんが現れて助けてくれたんだよ』
ハ「…それって」
『お兄ちゃんはもう亡くなってるのに、おかしいでしょ？
母の愛でもないし、血も繋がってないんだよ
これをくれた時のお兄ちゃんは今の私たちよりも年下で
ただの学生で
いくら優秀だったとしてもそんな高度な魔法が使えるはずがないじゃない？』
ハ「…Aが教えてくれた通りだね
愛に形なんてない
セドリックは、君を本当に愛していたから
その愛が君を守ったんだ」
『本当に過保護で…
だけど、とても素敵なお兄ちゃんでしょう？』
ハ「うん、本当に
君たちは仲のいい素敵な兄妹だよ」
壊れてしまったペンダント
魔法で直そうとしても、もう元には戻らなかった
ハ「ねえ、A」
『ん？』
ハ「全てが終わったら伝えたいことがあったんだ
聞いてくれる？」
『…うん』
ハ「愛してる」
ハリーの透き通る綺麗な瞳が私の目を捉える
ハ「僕は、周りが言うような英雄なんかじゃないし
ヒーローのようにみんなを守ることは出来なかった
それでも、僕が暗闇の中でも光を探そうと思えたのは
闇に落ちずにいられたのは
君がいてくれたからだ」
お兄ちゃん
この手を取ったら、私は幸せになれるのかな
ハ「これからは、僕が君を愛す
誰よりも幸せにするって約束する
だから、僕と____」
ー
ジョ「やぁ、Aめでたい日だな」
『ジョージ。気合いの入ったドレスコードですこと』
ジョ「おかげさまで儲かってるんでね」
とウインクしたジョージは
ジョ「それに、こんなめでたい日に最高にオシャレしない訳にいかないだろう」
と続けた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 804人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マニ。(プロフ) - りな∞さん» はい！あのですがりなさん、りなさんが送ったボード返事なのですが空欄でして、絵文字なしだと空欄じゃない可能性があるのでもう一回ボード返事書いてください！待ってます、りなさん。 (1月27日 18時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - マニ。さん» 見れました！ありがとうございます😌 (1月24日 11時) (レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - りな∞さん» えっとボードというのはプロフを押すとボードというのが出てくるのでりなさんのボードに返事送りましたので返事待ってます。 (1月23日 16時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！すみませんボード…？とか使い方が分かっていなくて🥲 (1月23日 13時) (レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - りな∞さん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖 (1月22日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月13日 19時
