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先を急ごうとしたその時、爆発に巻き込まれ吹っ飛ぶ
フ「A！無事か！」
『フレッド！』
フ「ここは危険だ！逃げろ」
『でも、』
フ「お前らはなにかやることがあるんだろ
俺達には分かんないけど、ハリーや…お前らにしか出来ないことが」
飛んでくる攻撃を跳ね返しながらフレッドは私に逃げ道を作ってくれる
フ「早く行け！」
私が背を向けた一瞬の事だった
何かが光り
世界が真っ白になった
『…ふれっど…？』
パーシーが叫びながら駆け寄って、フレッドの体に覆い被さる
頭が追いつかない
目の前の状況についていけない
倒れているフレッドと
泣き叫ぶパーシー
『…めて、
やめてぇぇぇぇ！』
自分でも何をしたのか分からなかった
杖の先から怒りと、憎悪の感情が飛び出して周辺のデスイーター達が倒れている
動いてくれない足を引きずりながら、フレッドの元へ向かう
『パーシー、フレッドは…』
パーシーは嗚咽混じりに泣いたままで
彼の体から尋常でない程の血が流れている
(…やだ、)
まだ息はある
私はポケットから震える手で小瓶を引っ張り出す
『待ってて、今ハナハッカのエキスで…』
フ「俺は、…もう長くないみたいだ
それは…自分の頬に使え」
『喋っちゃダメ！フレッド』
フレッドが小さく手を動かすと数発の花火が上がる
フ｢姫、笑って」
そう言って
フ「あー、くそ全然足んねぇや」
と呟く
私は泣きながら一生懸命笑顔を浮かべる
フ「ほら、姫には笑顔が似合う」
フレッドも小さく口角をあげて
フ「顔に傷を残しちゃ、嫁に貰って貰えないぞ」
彼の手がゆっくりと私の頬に触れる
まだ温かく、脈を打つ大きな掌
小さい頃したなんてことない約束
ー
フ｢そんなにお転婆だと嫁に貰ってもらえないぞ、A」
『私お兄ちゃんと結婚するもの』
ジョ｢兄妹は結婚出来ないんだよ｣
フ｢じゃあもし、Aが独りだったら俺が嫁に貰ってやるよ」
『そしたらみんなとほんとの家族になれるね！』
ー
『構わないわ
だってフレッドが貰ってくれるんでしょ？』
少し驚いた顔をして、フレッドは頬を緩める
フ「最後にキスしてくれよ」
傷を癒す手をとめない私に彼は言う
フ「口じゃなくていい。頬に
昔みたいにさ」
本当は分かってる
エキスをどんなに塗っても血が止まらない
両手が彼の血で真っ赤に染まる
『大好きよ、フレッド』
フレッドの頬にキスをして
私の頬を撫でていた腕はふと力が抜けて虚しく地面に叩きつけられた
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マニ。(プロフ) - りな∞さん» はい！あのですがりなさん、りなさんが送ったボード返事なのですが空欄でして、絵文字なしだと空欄じゃない可能性があるのでもう一回ボード返事書いてください！待ってます、りなさん。 (1月27日 18時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - マニ。さん» 見れました！ありがとうございます😌 (1月24日 11時) (レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - りな∞さん» えっとボードというのはプロフを押すとボードというのが出てくるのでりなさんのボードに返事送りましたので返事待ってます。 (1月23日 16時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！すみませんボード…？とか使い方が分かっていなくて🥲 (1月23日 13時) (レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - りな∞さん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖 (1月22日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月13日 19時
