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ハーマイオニーに到着が近いからそろそろ着替えるように促されて
彼女からいくつかダメ出しを食らったロンは不機嫌そうにブツブツ言いながら支度を始めた
コロコロ変わるロンの表情を見ているのはなんだか楽しかった
着替えのために席をたち
改めてローブに身を包む自分をトイレの鏡で見て前髪を整えてから
コンパートメントへ戻った
特急が到着すると、
「イッチ年生！イッチ年生はこっち！
2人とも元気か？」
案内人を務めていたハグリッドが私たちに気がついて手を振った
「あとイッチ年生はいないかな？
足下に気をつけろ！いいか、イッチ年生ついて来い！」
何度か滑りかけながら必死にハグリッドの後を追う
「大丈夫？手を繋いでおこうか？」
『大丈夫、ありが…、うわっ、』
早速転けそうになった私の手を
「やっぱり心配だから繋いでおくよ」
とハリーがぎゅっと掴んだ
ボートに乗って見上げるホグワーツ城はとても大きくて
幻想的で
『…夢見たい』
と零す私に、ハリーも笑った
城の前に着くと、マクゴナガルという先生が案内を引き継いだ
(あの時ハグリッドが言ってた頭のいい先生だ)
ハグリッドの言う通り、きっちりした身だしなみに丁寧で無駄のない口調
この人があの日来ていたら、父は喜んで了承してくれただろうか
マクゴナガル先生からはこれから行われる組み分けの儀式についてと
四つの寮について説明を受けた
「ホグワーツにいる間、寮生が学校での皆さんの家族のようなものです
教室でも寮生と一緒に勉強し、寝るのも寮、自由時間は寮の談話室で過ごすことになります」
ロンの言っていた通りだ
4つの寮で得点を競い合う寮杯の話を受け、
先生は最後に重大な儀式となるから身だしなみを整えるようにと話を閉じた
『ひぃっ！』
中へ向かう途中、体が半分透けているお化けのようなものに慌てて仰け反ると
「ゴーストだよ」
とロンはなんでもないことのようにいった
(ここで7年間もやって行けるのかな、)
と怯えたのも束の間
案内された大広間のあまりの素晴らしさに息をのむ
何千という蝋燭が空中を漂い、四つの長いテーブルを照らし
キラキラと輝く金色の皿とゴブレットが置いてあった。
組み分けの儀式が始まり、
丁寧に用意された帽子は歌を歌い始めた
「ABC順に名前を呼ばれたら帽子を被って椅子に座り組み分けを受けてください」
初めに組み分けされたのはハンナ・アボット
帽子は、大きくハッフルパフ！と答えた
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
