・ ページ7
その後もコンパートメントには何人もの人がかわるがわるやってきた
ヒキガエル探しのネビル・ロングボトムと
ハーマイオニー・グレンジャー
それから、ドラコ・マルフォイとその手下のように取り巻いていたクラッブとゴイル
プラチナブロンドの髪をしたドラコ・マルフォイは
「ポッター君、
その内家柄のいい魔法族とそうでないのとが判って来るよ
間違ったのとは付き合わない事だね
その辺は僕が教えてあげよう」
ウィーズリー家のことを蔑んで、ハリーに手を差し出すが、ハリーがその手を払ったので酷く機嫌を悪くしていた
ハリーの話では、以前にもダイアゴン横丁で顔を合わせたことがあるらしい
「僕、あいつのこと好きじゃない」
「当たり前さ！純血主義の嫌なやつだよ」
家のことをバカにされたロンもイライラしながら吐き捨てるように呟く
『純血主義って何？』
あー、とロンは少し気まずそうな顔を浮かべた
魔法族には生まれながらのエリートである純血の魔法使いと
私のようにマグルから派生した魔法使いが存在し、マルフォイ家のような純血の魔法使いの家系では、私たちのようなマグル生まれを差別する
【純血主義】という言葉があるらしい
『…そう、』
勉強は得意じゃ無かったけど
魔法が上手になればお父さんも褒めてくれるかもしれない、と期待をしていた私は
魔法界でも落ちこぼれなのか、と肩を落とした
「気にする必要ないよ。僕の母さんもマグル育ちだよ」
ハリーが優しく私の肩に手を添える
「それに、ハグリッドも言ってた
最高の魔法使いの中には長い事マグルの家系が続いて急にその子だけが魔法の力を持ったという者もいるって」
ロンも慌てたように
「そうさ！あんなの1部だけだよ」
と言う
『ロンの家は純血なの？』
「うん、まあね…
でも僕の家はみんなマグル生まれに差別なんてないし
マグルが好きなんだ」
特にパパなんて大好きさ
と付け足して笑った
私がマグル生まれだと分かった時の、ドラコ・マルフォイの冷たい顔を思い出す
2人は…
フレッドと、ジョージは私のことをどう思うだろう
それぞれの家の話になって
ロンは大家族で家計を切り詰めているからほとんどが兄のお下がりであることから様々
ハリーも育ての家でどんな扱いをされてきたのかを話した
私も同じように幼い頃に無くした母と、男手1つで育ててくれた父の話をすれば
2人は感心しているような、同情しているような顔で
「君も大変だったんだね…」
と呟いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 277人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
