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「寝て起きたら明日は今日よりもっと最高の一日にしようぜ」
フレッドが私の頭を撫でる
「だから安心しておやすみ」
ジョージも優しく言う
『手、繋いでもいい？』
「もちろん」
2人は片手ずつぎゅっと繋いでくれる
「Aの手はちっちゃいなー
こんなんで杖持ててんのか？」
『持てるよ』
「バカにしすぎだろ、フレッド」
「いや、ちっちゃくて可愛いなーと思ってさ」
『…褒めてる？』
「うん。
こんなちっこい手でいつも頑張ってんだなーって」
『フレッドとジョージの手は大きいね』
「Aよりはな」
『私も2人みたいに大きくなれるかな？』
「うーん、どうだろうな」
「なれるかもしれないけど、俺自分と同じ大きさのA想像したくないな」
フレッドが苦笑いを浮かべる
『私、2人よりもおっきくなるんだ
それで、今度は私が2人のこと沢山守れるようになる』
「そりゃ頼もしいな」
ジョージはくっくと笑う
「じゃあ、俺らよりおっきくなるその日までは
俺たちに守られててね」
フレッドが口角をあげて笑った
・・・
私が寝息を立てて意識を手放したあと
「おい、フレッド起きてんだろ」
「…なんだよ」
「お前さ、どーゆーつもりでやってるんだ」
「何が？」
「Aのことだよ」
「だから何が？妹みたいで可愛いじゃないか
ジニーより素直だしな」
「妹って
なら尚更結婚するとか
Aはまだ何も分かってないんだから適当なこと言うなよ」
「へいへい」
「おい、聞いてんのー」
「適当じゃなかったら、いいんだ？」
「…は？」
「小言は辞めてくれよ、相棒
口うるさいのはママとパースだけで充分だ」
「小言って」
「お前だって、Aのこと取られたくなくて気が気じゃないくせに」
「…」
「おやすみ」
2人の会話なんて何も知らず
夢も見ないほど深く寝入っていた私は翌朝目を覚ました
繋がれたままの両手
こちらを向いて気持ちよさそうに寝ているフレッドに擦り寄って身を丸める
「…ん、」
もぞっとフレッドが動く
『あ、』
起こしてしまったかと心配そうに見上げると
「……んー、…あ、A…、おはよ」
寝ぼけた様子でフレッドが目を細めた
『おはよ、』
「ん゛ー、もーすこし寝れる」
フレッドは反対の手で丸まっている私を抱きしめるように引き寄せると
「A、あったかいね」
と笑ってもう一度目を閉じた
私もうとうと意識を手放して
「起きろ！2人とも」
私達を起こしたのはジョージの声だった
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
