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ふわぁ、と私が大きな欠伸をした所で
「そろそろ寝ようか？」
とジョージが笑った
『ううん、まだ平気』
「強がるなよ、目トロントロンしてるぜ」
フレッドが私の鼻を人差し指できゅっと押す
『んっ、』
「また明日も遊べるだろ？」
『…』
これ以上駄々をこねたら2人を困らせてしまうだろうか
こくっと頷くと
「リーのベッドつかうか？
それか俺らがどくからどっちかのベッド使ってもいいけど…」
「一緒に寝るか？」
『え、？』
ジョージを遮ってフレッドが言う
「せっかく泊まりに来たんだもんな」
顔を上げた私にフレッドはニコニコしながら自分のベッドを叩いた
「そしたら寂しくないだろ？」
気づかれてたんだ…
「…」
ジョージは何か言いたげな顔をして、黙ってしまう
『ジョージ、』
「…ん、どした？」
『ジョージは私がワガママばっかり言うから嫌になった？』
「え？」
『私、1人でも寝れるから平気だよ、
ジョージを困らせることしない。だから…
嫌いにならないで、』
2人に嫌われてしまったら
そう考えるだけで怖くなる
「…なるわけないよ。ワガママだと思ってないし
もっと甘えていいんだよ」
ジョージがしゃがんで私と目を合わせる
「不安にさせちゃってごめんな、A」
『…怒ってない？』
「うん、怒ってない」
その様子をフレッドは黙って見ていた
『ジョージ』
「なーに」
『私、ジョージとも一緒に寝たい…、
ダメかな』
ジョージは少し驚いたように目を見開いて
「いいよ」
と優しく微笑む
「てなわけだからつめろよフレッド」
「なんだよ、俺のベッドだぞ」
「A直々のご要望なんだよ」
フレッドの布団にジョージも入ってきて2人が私を挟む
『んふふ』
「どうしたんだ？」
「随分楽しそうだな」
『あのね、昔はお父さんとお母さんとこうやって寝てたんだ』
「へえ、いいね」
『私の足が冷たいからくっつけたら2人は嫌がるの』
えい、と片足ずつ2人の足に当てれば
「うわ！冷た！」
「ほんとだ」
2人も驚いたような声を上げた
『1人のお布団は、なかなか暖かくならないから嫌い』
「俺たち、平熱高い方なんだ」
「だから俺らと寝ればすぐに暖かくなるよ」
2人が私の方をみて微笑む
『今日1日、夢みたいに幸せ
毎日今日が続いたらいいのに』
「ダメだぜ、A
明日は必ずやってくるのさ」
「だからその明日を今日よりもっと楽しい日にすればいいんだ」
『今日より楽しい日なんてあるかな？』
「するのさ」
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
