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白熱の試合が続いたあと
疲れきったロンとハリーは中へ戻って行った
「Aは戻らなくていいのか？」
『うん』
今度は雪を集めて何かを作っている2人を見つめる
「どうした？」
『ううん、せっかく休暇中は2人と沢山いられるから』
2人はピタッと動きを止めて私を見る
何か変なことを言ってしまったかと思って慌てて
『普段は学年が違うから授業とかで会えないし…、こんな風に1日遊べるのが嬉しくて…』
2人の機嫌を伺おうと見上げると
「A、君はどうしてそんなに可愛いんだ」
『え？』
フレッドがぎゅーっと私を抱きしめる
「俺らもAと遊べて嬉しいよ」
フレッドが体を離すと、ジョージが自分のマフラーを私に巻いた
『ジョージ、寒くないの？』
「動いてるから平気だよ
それにAの鼻、真っ赤だ」
ジョージが笑いながら自分の鼻を指さす
2人は完成したかまくらに私を招き入れると
集めた枝に杖を振って炎を灯した
『あったかい』
火に手を近づけてあったまっていると
「Aおいで、もっと暖まることしてあげるから」
フレッドに手招きされ
足の間に挟んで後ろから抱きつかれる
「おい、何してんだ変態」
「Aが風邪ひかないようにあっためてるんだよ」
『んふふ、くすぐったい笑』
首元でフレッドの髪が触れて笑ってしまう
「Aはほんとに可愛いなー」
「本当の妹だったら良かったのにな」
『妹だったら2人とずっと一緒にいれる？』
「んー、まあそうだな」
『じゃあ2人の妹になりたかったな』
パチパチと燃える火
暖かい人のぬくもり
「でもそれぞれ結婚していったら一緒にはいれないかもな」
一生一緒に居ることは出来ないんだ、としょんぼりする私に
「でもさ、1個だけあるよ。一生一緒に居られる方法」
『なあに!?』
「俺たちと結婚すること」
フレッドがいつものように口角を上げた
「お嫁さんになればずっと一緒だぜ」
『じゃあ私2人と結婚する！』
「…おいフレッド」
ジョージがフレッドを睨む
『ジョージは私と結婚したくない、？』
と聞けば耳を少し赤らめながら
「いや…そんなことないよ」
と目を逸らされる
「じゃあ俺たちと結婚しような」
『うん！』
フレッドと小指を絡めて、ジョージを見れば
彼もしぶしぶ自分の小指も絡ませた
「そうだ、今夜は俺たちの部屋においで」
『いいの？』
「うん。クリスマス一緒に楽しむって約束だろ？」
ジョージの言葉に頷けば、彼も満足そうに私の頭を撫でた
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
