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『でも、』
「今なら口うるさいハーマイオニーもいないし…
パーシーはフレッドとジョージを追いかけ回すのに手一杯さ」
パーシーから監督生のバッジを奪った2人がグリフィンドール寮の中をバタバタと駆け回る様子を横目にロンが言った
『邪魔にならない？』
「邪魔なもんか！お泊まりみたいで楽しいじゃないか」
「そうだよ」
2人がそう言ってくれるのでお言葉に甘えて昼間のうちに必要な荷物をまとめてハリーとロンに預けておく
クリスマス休暇中は、宿題をやったり
フレッドとジョージの悪戯に付き合わされたり毎日があっという間に過ぎて
とうとう迎えたクリスマス
「メリークリスマス」
2人の声がして目が覚める
「「メリークリスマス、A」」
『メリークリスマス』
2人は届いたクリスマスプレゼントを開封している所だった
私のプレゼントは自室に届いているのでやることも無く2人の姿をぼーっと見つめる
「ハグリッドの分と叔父さん、叔母さんの分
これは誰だろう」
首を傾げるハリーに
「僕誰からだか判るよ」
ロンが少し顔を赤らめた
「それママからだよ。君がプレゼントを貰う当てがないって知らせたんだ
でもまさかウィーズリー家特製セーターを君に贈るなんて」
包みの中からは厚い手編みのエメラルドグリーンのセーター
「ママは毎年僕たちのセーターを編むんだ」
とロンは自分の包みもあける
「僕のはいつだって栗色なんだ」
最後に残っていたプレゼントに手をつけたハリーは中からするりと落ちた何かに怪訝そうな顔をする
「これは透明マントだ。きっとそうだ！ちょっと着てみて」
ハッと息を飲んだロンがハリーを急かし、
ハリーがマントを肩からかけるとロンは叫び声を上げる
「そうだよ！下を見てご覧！」
『ハリー足が…！』
マントに隠れた部分だけが透明になって
鏡の前に走っていったハリーも目を輝かせた
『ハリー、なにか落ちたよ』
マントからひらり、と落ちた手紙を拾うと
ハリーが私の手元を覗き込む
【君のお父さんが亡くなる前にこれを私に預けた。
君に返す時が来たようだ。
上手に使いなさい。
メリークリスマス】
差出人の名前はなく、私とハリーはお互いを見つめて目をぱちぱちさせていると
「メリークリスマス！」
寝室のドアがバン！と開いて入ってきたのは
「おい見ろよ、ハリーもウィーズリー家のセーター持って…
…え？」
目を丸くするフレッドど
「おい、何だよ早く中にー
…え？」
固まったジョージ
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
