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『それを見かねたフレッドとジョージが
私にもきっと向いてることがあるって授業が始まる前に箒を教えてくれたの』
内緒にしててごめんね、と言葉を切って
『こっそり抜け出すのは違反だから内緒にしたー…なんて言うのは言い訳で
私も本当は1つくらいみんなにすごいって思われるようなことがしたかったんだと思う』
｢…｣
『ハーマイオニーの言うことはいつも正しいし、
ちょっぴり口調がキツイかなって思う時もあるけどハーマイオニーがその人のために言ってることも分かってるよ』
私が落ち込んでいる時
そばに居てくれたフレッドとジョージのように
『先生に聞いて少しだけ羽が上がるようになったんだけど、ハーマイオニー程上手くコントロール出来ないんだ
…また、教えてくれない？』
トイレの中で、ｶﾀｯと動く音が聞こえた
『一緒に大広間に行こう？
パンプキンパイを食べなくちゃ！』
｢それに釣られるのは、あなただけよ｣
ドアから出てきたハーマイオニーは真っ赤な目で笑った
『ハーマイオニー！』
思わず飛びついて抱きつくと
｢ごめんね、A
…ありがとう｣
と抱き返してくれた
大広間に向かおうというところで
何だか変な音がする事に気づく
『なんか変な音しない？』
｢…と、トロール、｣
『え？』
青ざめたハーマイオニーの声に振り向くと
教科書で見た写真より何倍も恐ろしいトロールが立っていた
｢『キャーーーーーッ』｣
もうダメだ、と思った時
助けてくれたのはハリーとロンだった
ハリーはトロールの肩に飛び乗るも、足をつかまれて逆さづりになってしまい、トロールは棍棒でハリーを殴ろうとする
『ロン！浮遊魔法よ！』
ロンは浮遊呪文を唱えて、棍棒を空中に浮かせる
浮いていた棍棒はトロールの頭に落ちその衝撃で気絶した
ロンの苦手だったウィンガーディアム・レヴィオーサの呪文が私たちを救ったのだ
『ロン！すごいわ！』
ロンは自分でもビックリしているようで、私達が絶賛するのに照れたように笑みを浮かべたあと
「悪かったよ、あんなこと言って…」
とハーマイオニーに謝った
晴れて和解した2人に、私とハリーも顔を見合わせる
その後駆けつけた先生達にこっぴどくお叱りを受けたものの
グリフィンドールは少しの減点と
1年生で野生のトロールに立ち向かい勝利した幸運に、と減点を上回る加点を言い渡された
談話室に戻ると仁王立ちをしたパーシーに私達4人はこってりと絞られた
「A」
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
