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｢｢ん？｣｣
2人がもう一度聞き返す
『…寂しかった、』
双子は顔を見合せて、その後に同時に私の方を見ると
さっきよりも更に口角を上げて
｢そっかそっか〜、構えなくてごめんな、A｣
｢俺らも寂しかったよ｣
と頭を撫でたりほっぺをつまんだりとにかく構おうとする
｢いいからお前ら早く着替えてこいよ｣
リーは呆れ顔のままいうと
｢たまには癒しも必要さ｣
とフレッドが自分の頬と私の頬を擦り合わせた
『!?』
｢何してんだよ変態｣
リーがフレッドを引き剥がす
｢なんだよ、ほんのスキンシップだろ｣
｢キョウダイなら珍しいことじゃないさ｣
｢お前らロンにそんなことしたことないだろ｣
｢ロンが嫌がるんだ｣
｢お望みとあらば俺たちはやってもいいけど｣
お肉にありついていたロンは大きく首を横に振った
｢｢ほらな｣｣
とうとうリーに追い出された2人は渋々着替えに行った
｢嫌なことはちゃんと嫌っていうんだぞ｣
『嫌じゃないよ』
あんな風に可愛がってもらうの初めてだから嬉しい、と返せば
ロンもやれやれ、と言った顔で
｢うちではもうジニーにもあんまり相手にされてないからな、2人とも｣
とまたお肉をかじった
・・・
予選に向け練習がタイトになるにつれ2人と顔を合わせる機会はもちろん減り
授業で顔を合わせるハリーも課題に練習にと大変そうだ
『課題手伝おうか？』
｢ダメよ、A
課題は自分でやるものだわ。ハリーのためにもね｣
『ごめん、』
｢大丈夫。自分でやるよ｣
尖るハーマイオニーを横目にありがとね、とハリーが小さな声で囁く
ロンはその様子を黙って見ていた
事件が起こったのは10月31日
ハロウィンでの出来事だ
｢｢Trick or Treat！｣｣
パンプキンパイの美味しそうな匂いが漂う大広間で
朝から大騒ぎの双子は生き生きしている
｢｢A！どっちがどーっちだ！｣｣
｢フレッド、ジョージ｣
それぞれ目を合わせながら言えば、満足そうに笑う2人は私の手に沢山のお菓子を握らせた
｢さすがAだ｣
｢リーのやつ俺らのこと間違えたんだぜ？｣
信じらんねえよと悪態をつきながら
2人は次の人、また次の人へと標的を変えていく
いつも真ん中にいて、みんなが彼らを囲って笑ってる
フレッドとジョージは人気者なのだ
今日の授業は呪文学
ハーマイオニーのとんがった声が聞こえた
「言い方が間違ってるわ
ウィンガーディアム・レヴィオーサ。ガーと長ーくきれいに言わなくちゃ」
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
