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｢怪我は大丈夫なの？｣
ハリーの言葉に頷けば、3人はほっとした顔をする
『ハーマイオニーは？』
あぁ、と言ったロンは
｢薄情な奴だよ
勉強するからってさっさと戻っちゃったんだ｣
『そう、』
｢それより聞いてよ！
ハリーが最年少シーカーに選ばれたんだ｣
肩を落とした私に話題を変えようとロンが明るい声を出した
｢マルフォイがネビルの思い出し玉をぶん投げてさ、それを追いかけるハリーの速さといったら！
マクゴナガル先生も大絶賛だったんだ｣
『凄いね、ハリー！おめでとう』
クィディッチは早くても2年生からメンバーに入れる、と聞いていたから
驚いてハリーに目をやれば
｢ありがとう、｣
とハリーは照れたように笑い
｢僕の父さんも、シーカーだったんだ
グリフィンドールのトロフィーに名前があった｣
と嬉しそうに続けた
クィディッチのことでちょっかいをかけて脅しては
不安そうな顔をするハリーにケラケラと笑う双子
｢なんてな、大丈夫だよハリー｣
｢そうそう。頑張ろうな｣
食事も下げられて私達は談話室へ降りる
何やらこそこそ話している双子は
｢君たちは先に談話室行っててくれよ｣
と言って談話室とは反対の向きへ歩いていった
｢マルフォイに決闘を申し込まれてるんだ｣
とハリー達が話していた所で
談話室にやってきたフレッドとジョージが
｢A！｣
と呼んで手招きをする
『？』
｢ご飯食べれてないだろ。どれか食べたいのあるか？｣
いくつかの料理がのったお皿を持っているフレッド
『え、どうして…』
｢ちょっとだけ拝借したのさ｣
目を丸くする私に2人はニヤニヤと肩を揺らす
『2人が好きなのとって…』
｢バカだなぁ、Aは｣
｢俺たち、君のためにとってきたんだぜ｣
好きなの選んでよ、と2人の言葉に甘えてサンドウィッチを手に取る
｢それでいいのか？｣
『うん！サンドウィッチ大好き』
｢そうか｣
2人は頷くとバレないように、と丸くなって
君も来い、と言うようにこちらを見たので私も丸の中に加わった
部屋に戻ると、机に向かい教科書と睨めっこしているハーマイオニー
｢A。怪我は大丈夫だったの？｣
『あ、うん。大したことないよ』
｢そう｣
教科書から目を離し、こちらを向いたハーマイオニーは
｢でも危ないことはやめた方がいいわ｣
と言う
頷いて
『あのね、私楽しみな授業出来たよ』
と言うとハーマイオニーは
｢良かったわね｣
と返してもう一度教科書に目を移した
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
