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フレッドがニコニコと見守る中、
お肉に口をつける
『美味しい！』
パッと顔を上げると
「だろ」
とフレッドも笑う
「あー、他にも食いたいのあるか？
取ってやるよ」
「やってる事僕と一緒じゃないか」
と拗ねるロンに
「いいや、違うね
お兄様はきちんとAの欲しいものを聞いてからのせてやるのさ」
2人が言い合いをしている間をすり抜けて
「この後豪華なデザートも出るから、お腹少し余裕残すんだぞ」
とジョージが教えてくれた
『分かった、ありがとう』
と言えばジョージもニコッと笑ってくれる
「A人気者だね」
と楽しそうにいうハリーと
「少しは静かに出来ないのか？
ごめんね、A。うるさいだろ」
とパーシーが眉を下げる
『私、いつもご飯の時1人だったから賑やかで楽しい』
と言えばみんなは少し目を丸くして
「これからは毎日賑やかな食事になるさ！」
「あぁ、寂しいと思う暇もないくらいにね」
フレッドが私の頭を撫でた
『…！』
頭を撫でて貰えるのも、何年ぶりか
「あ、また照れてる」
下を向いた私をフレッドが笑った
みんなが食事を楽しんだところで
目の前のご馳走はズラリと並ぶデザートに変わる
プリンにトライフル、糖蜜パイ
悩んでいる私の横で
片っ端から手をつけるロン
その様子をじっと見ている私に
「好きなだけとっていいんだぜ？」
とジョージが微笑む
「みろよ、この欲張り坊やを」
糖蜜パイにかじりついていたロンが
「ジョージだって沢山食べてるじゃないか」
と睨むと
「もちろん。
だからAも食べていいんだ」
ジョージの言葉につい堪らずデザートに手を伸ばす
プリンをすくって食べた私に
「美味いか？」
とフレッド
何度も首を縦に振ると
「デザート出てきた瞬間、目ぇキラキラさせてたもんな」
と目を細める
デザートを一通り食べ尽くしたところで
「A、お腹空いてたの？
ご飯そんなに食べてなかったのに…」
ロンはビックリした顔をしていた
まだ糖蜜パイをかじっていたジョージが私の視線に気付くと
「いる？」
とパイを差し出す
『えっ、』
「なんでお前の食いかけなんだよ
ほらまだこっちに沢山あるから俺が取ってやるよ」
ジョージの手を押し退けて、フレッドがどれがいい？と首を傾ける
『もう一個ずつ、』
「そのちっちゃい体のどこに吸収されてるんだ？」
「すげえよ、中はブラックホールだぜ、きっと」
双子はまた楽しそうに声を上げて笑っていた
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りな∞(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！シリーズ6まで更新中ですのでこれからもお楽しみ頂ければと思います😂💓 (1月30日 22時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 休憩中にちょっと読もうと思ったら、面白くて止まらなくなってしまいましたw次の更新楽しみに待ってます！ (1月30日 17時) (レス) id: 9ebb6b11e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年8月2日 1時
