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『エクスペリアームス』
ハ「A、すごく筋がいいよ。さすがだね」
お兄ちゃんが教えてくれた呪文の1つ
自分の身を守れるようにって
私の表情に何かを察したハリーは
ハ「次、ネビル。やってみて」
すれ違いざま、私の頭を撫でた
HM「ねえ、チョウったらずっとハリーのこと見てなかった？」
ロ「いいよな、ハリー
ホグワーツ1.2を争う美女だぜ？」
ハ「え、そうだった？」
チョウ・チャン
お兄ちゃんとダンスパーティーに出ていた美少女
ロ「あんな可愛い子に好かれたら満更でもないだろ？」
ハリーは何も言わなかったけど、顔を赤らめて
私と目が合うとすっと逸らした
順調にみんなが魔法を習得していく中
ド「おい」
1人で歩いていた私を呼び止めたのはドラコだった
今年度になってから顔を合わせて話すのは初めてだ
『久しぶり』
ド「何度も顔合わせてるだろ」
『でもあなたが私を避けるから』
ド「君がポッターといるからだ」
『…』
ド「今度は何企んでるんだ」
こそこそ動いてることは分かってる、とドラコは冷たく言い放つ
『何も企んでなんかないわ』
ド「…だから、」
『強くなろうと勉強しているだけよ
自分の身を守れるのは自分だけ、でしょ？』
ド「これ以上ポッター達とつるむのはやめておけ」
『どうして？』
ド「アンブリッジ女史に目をつけられてる
君も分かってるだろ」
これは最終通告だ、とドラコが私の瞳をとらえる
『私はお兄ちゃんの死を無駄には出来ない』
数秒の沈黙の後
ド「ほらな、やっぱり君と僕は交わらない」
そういったドラコの顔は
怒ってるような
悲しいような
泣き出しそうな、そんな顔に見えて
『ドラコ、…』
彼に触れようと伸ばした手をすり抜けて歩いて行ってしまう
『ドラコ待って』
お礼を言おうと思ったの
スネイプ先生の授業で魔法薬の作成に必要な素材
何度か失敗したせいで用意された分を使い切ってしまって
ハーマイオニーに分けてもらおうと声をかけにいったものの、彼女はロンに分けてあげてしまった後で
スネイプ先生に怒られるの覚悟で貰いに行こうとしていたら
私の机にあるはずのない満月草
辺りを見回してもそれらしき人物はいない
ハリーはロンの横でまだ調合をしていた
思い当たるのは、
早々に作り終えて暇そうに頬杖をついている人
(…ドラコなんでしょ)
ありがとうって言いたくて、探してたのに
『なんでこうなっちゃうの…』
零れそうになる涙をローブの裾で拭った
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りな∞(プロフ) - ぱるさん» ぱるさん、コメントありがとうございます！謎のプリンスのあのシーン、私もいつも泣きながら見てます😢登場人物一人一人に愛着があるので沢山褒めて頂けて嬉しいです💓今後もよろしくお願い致します🙌 (8月11日 0時) (
レス) id: 87846d1fc7 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - ダンブルドアの亡くなるシーン、号泣でした。主人公のドラコを思う気持ちも、ハリーが主人公を思う気持ちも切なくて、最後のフレジョがセドリックの代わりにお兄ちゃんしてるのも最高すぎて言葉に出来ません😭死の秘宝も楽しみにお待ちしてます！！ (8月11日 0時) (レス) @page47 id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - つきさん» つきさん、コメントありがとうございます！終盤も、より楽しんで頂けるように頑張ります！これからも是非見守っていただけると嬉しいです🫶 (8月8日 0時) (レス) @page41 id: a5a8999fe4 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 初コメ失礼致します！めっちゃ面白いです。これからも更新頑張ってくださいね！ (8月7日 21時) (レス) id: 3c32a3b6be (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 玲華さん» コメントありがとうございます！そのお言葉に泣きそうです🥲今後もぜひよろしくお願い致します🙇♀️ (8月3日 12時) (レス) @page30 id: 638e920990 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年6月24日 2時
